スーパーロボット大戦OG外伝
0548話
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れを受け取ったジョナサンは、最初はいつも通りに――とは言っても俺が知ってるのは元々の世界のジョナサンだが――通信相手からの話を聞いていたのだが、やがてその表情が驚愕の色へと染め上げられ、俺とラージへと視線を向ける。
この様子からすると恐らく俺達……と言うよりもラージに関係のある事。つまりは、時流エンジンやエクサランス関係。つまりは。
「……落ち着いて聞いてくれ。たった今、ハガネから連絡があった。戦闘中にエクサランスとコンパチブルカイザーが共鳴現象のようなものを引き起こし、そこにもう1機のエクサランスが姿を現したそうだ」
「待って下さい。……それはつまり!」
「フィオナ、か」
ラージの言葉の後を続ける。
「……驚かないんだな。君はラウル君達とは随分と長い付き合いだと聞いているが。……それとも、もしかして『知って』いたのかな?」
先程同様の重圧を感じさせる視線。それを受け止めながらも、内心を隠して小さく首を振る。
もちろん俺だってフィオナが無事にこの世界に到着したのはこの上なく嬉しい。何しろ原作では間違い無くこの世界に到着していたのだが、この歴史には俺というイレギュラーが存在している。そのイレギュラー故にフィオナがこの世界に辿り着けない可能性も存在したのだから。
「……まぁ、いい。ヒリュウ改、ハガネ、シロガネの損害は特に無し。搭載している機体についても一番大きいダメージを受けた物でも小破程度だそうだ。全く、インスペクター事件の時に君達……いや、主に君1人に受けた被害を考えると信じられない程に上出来だよ。あの時は僕達も彼等も、機体の修理費用でカツカツだったからね」
「その割には毎回毎回、新品同然で出撃してきたけどな」
「それに関しては、こっちとしても色々な場所に手を回していたのさ。おかげで、君は整備員達に死ぬ程恨まれているようだけどね」
「だろうな」
ジョナサンの言葉に小さく肩を竦める。
何しろ、修理しても戦場に俺が……グロウセイヴァーが姿を現すと高確率で機体が破壊されるのだ。せめてもの救いは、大破以上にはならなかった事だろう。それに関しても、俺がヒリュウ改やハガネを育てるという目的があったからこそだが。どちらにしろ、整備員達にしてみればそんなのは関係無く、壊れれば直さなければならないのだ。もし手を抜こうものなら、自分達の乗っている艦が沈み、下手をすれば地球が終わりを迎えていた可能性もあるのだから。
「だが、そのおかげで奴等は強くなっただろう? インスペクターやアインストに勝てる程に」
「それでも、アインストの親玉を倒したのは結局アクセルさんだったじゃないですか」
俺とジョナサンの話を聞いていたラージの言葉に、思わず苦笑を浮かべる。
確かあの時はドルムと融合したシュテルン・ノイ
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