スーパーロボット大戦OG外伝
0548話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「……さて。君が何故ここにいるのかを聞いてもいいかな?」
テスラ研の所長室。現在俺はそこでテスラ研の所長でもあるジョナサン・カザハラと向かい合っていた。
俺とジョナサンの他にはラージとミズホの2人に、ジョナサンの護衛と思しき数名の警備兵のみだ。向こうとしては出来るだけ他の者に俺の存在を知られたく無い……といったところなのかもしれないな。
「それよりも、アルコが変身していた奴は見つかったのか?」
向こうの言い分を完全に無視して尋ねる俺に微かに眉を顰めるが、すぐに頷く。
「ああ。ダーナル君は先程見つかったよ。君の言う通りに気を失って近くの森で倒れていたそうだ。まだ意識が戻ってないから事情は聞いていないが、状況を見る限りでは君の話に嘘は無いだろう」
「なら分かるだろう? 別に俺がお前達に対して敵対的な行動をした訳じゃないと」
「確かに今回はそうかもしれない。だが、君には色々と前科があるからね。そう簡単に信じる訳にはいかないんだよ」
「前科……ねぇ」
「ああ。敢えて言うまでも無いだろう? バルトール事件の時に色々と暗躍していたのは判明している。……幸いと言うか何と言うか、ヘルゲート以降は敵対的な行動をしていないらしいが、それでも君の行動で受けた被害はそれなりに大きい。いや、テスラ研としてはそうでもないけど、マオ社は色々とあるしね」
意味あり気に俺へと向けてくる視線を、肩を竦めてスルーする。
「それはともかくだ。俺が捕まえた修羅は連邦軍に引き渡すなり何なりした方がいいぞ。あいつは他人に変身する能力を持っている。幸い能力の変身とかは出来ずに、純粋に外見だけのようだが、それでも厄介な事に変わりはない。修羅だけあって、その身体能力も普通の人間と比べると格段に高い。……幸いなのは、修羅神に乗れない事くらいか。知恵の回る猛獣という認識でいた方がいいだろうな」
これで、もし能力まで変身した相手のものを使えるのだとしたら下級修羅云々じゃないよな。それこそ修羅王やら何やらに変身されたら堪ったものじゃない。
「もちろんだ。彼は連邦軍が引き取りに来るまでは厳重に監視している。……さて、話を元に戻そうか。君達シャドウミラーがヒリュウ改やハガネにソーディアン攻略の提案をしたのは通信で聞いている。バルトールが襲ってきたラウル君達の援軍に向かった事もね。だが、何故その中でシャドウミラーを率いている君がテスラ研に現れたのか。そして、どうやって厳重な警備態勢の中をラージ君達の部屋まで忍び込んだのか。その辺を聞かせて貰えないかな」
さて、どうしたものか。まさか魔法に関して教える訳にもいかないしな。まぁ、とにかく……
「ラージ達が危ないというのに関しては、念動力が教えてくれた。忍び込んだ方法に関しては、頑張ってとしか言えな
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ