ヘルヘイム編
第13話 募金をしよう −せいか−
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間が少ない。だからこそ時間が合えば目一杯甘えるし仲良くする。兄妹とはそういうものだと呉島碧沙は思っていた。
余談だが、翌日、今度は仕事ではなく完全なる私用として、貴虎が募金をしに行ったのは言うまでもない。
――ステージと募金とを日替わりで行って2週間。目標額には程遠いものの、(コドモの認識的に)そこそこの金額が集まった。
中でも大きなプラスとなったのは、やはり紘汰と貴虎が入れた額だろう。
咲とトモが鳳梨病院へ行って、病院の事務局で金額ごとにまとめた募金を渡して、リトルスターマインの募金活動は終了した。
「「たっだいま〜」」
咲とトモは二人でいつもの野外劇場に凱旋した。
「おかえりなさい。はいこれ、二人の分のジュース」
「きゃー、ありがとーっ」
ヘキサからそれぞれの好みに合わせた炭酸飲料を受け取る。
「んじゃトモ。カンパイのオンドよろしく」
「え、あたし?」
「今回の発案者、トモじゃん。ほぉら、早く早く」
「じゃあー……募金活動のぶじしゅーりょーを祝して」
『かんぱーい!』
六つの缶ジュースが6人の輪の中央でぶつかり合った。
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