第一章 ジュエルシードを巡って 〜海鳴 P・T事件〜
第四話 閃光との勝負
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。
しかしそれしきであきらめる蒼炎ではなかった。
<魔力残滓確認、追跡...完了。発見!>
アルティメイタムのサーチがヒットし、位置を確認する。
この位置から500m離れたところにいた。目視も可能。
なんか知らない人もいるが、なにやらこの間の少女の味方のようだ。
「打ち抜くぞ、アルティメイタム。魔力リミッター、Sランクまで解除」
俺はディバインバスターの構えをとる。
<魔力リミッター一部をリリース...完了>
狙いをつける。まあ正直牽制できればいいので、半分チャージできたところで
「ディバインバスター!」
放たれる魔力砲。
しかしそれは相手のシールドにより防御される。
俺と少女の目が合う。
「悪いが逃がさない。転送魔法を用意した瞬間に打ち抜かせてもらう」
この砲撃はそのための牽制だった。
少女は問う
「なにが目的ですか?」
向こうの隣ではこちらに対し敵意をばりばり向けているやつがいるが気にしない。
<蒼炎、あれはおそらく使い魔かと>
納得、ご主人様に攻撃されれば敵意向けるわな。
「純然な決闘を申し込む」
<な!?何を考えてるんですか蒼炎!!>
最初はいろいろ聞き出そうと思ったが、やめた。
理由は、あの少女の瞳がなんか、こうもやもやする感じだったから。
<そんな理由で!?>
「ああもうごちゃごちゃうるせえな!俺が決めたんだ、口出すなよ!!」
俺だって気持ちが良くわからないんだよ!
「それにな」
少女の目をより強く見る
「戦ってわかることもあるさ」
先制は使い魔が、こっちにつっこんでくる。
武器を持っていないことを見ると拳で戦うのか。
防御.....なんかいやな予感がするから回避だ!
上に飛んで躱す。そしてそのまま飛行魔法を使い、空を飛ぶ。
目指すは少女の元へ、一直線に飛ぶ。
勢いのままに斬りつけるも躱される。そして向こうもカウンターを決めようとする。
それを今度はこちらが躱す、そしてカウンター。
切る、避ける、切る、避ける.....
しばらくその応酬が繰り返されるが、それを破ったのはまた使い魔。
こちらに向かい、飛んできたので、片手を使い、防御。
<ラウンドシールド>
ガキィ
という音が鳴った。こちらは相手のデバイスを、剣で受け止めたからだ。
このまま魔力を放出して、この場を脱出しようとしたが
「バリアブレイク!!」
「んな!?」
使い魔が俺のシールドを破ろうとしてやがった!!
次第に俺のシールドにはひ
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