As 04 「強くなりたい」
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ないって分かってるよね?」
「……うん」
テスタロッサは目を閉じて少しの間のあと静かに頷いた。
「……でも、誰かを守れるくらいに強くなってみせる!」
彼女は決意を宿した瞳で真っ直ぐこちらを見据え、全速で接近してきた。動きの初動を感じ取っていた俺も前進し、彼女と同じタイミングで攻撃。棒同士が衝突し音を響かせる。
「……まあそれくらいでやらないと届かないか」
「うん。だからとことん付き合ってもらうよ」
「ああ。でも家には帰してくれよ」
強引に弾き飛ばして距離を作った。俺とテスタロッサは再び構え直し、互いを観察する。
これは本当にとことん付き合わされそうだ。あまりにも遅くなるようだったら、シュテルに一言連絡しておかないとな。連絡しないと……シュテルの場合、したとしても面倒なことを言ってきそうだよな。
「ショウ、行くよ!」
「ん、ああ!」
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