暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
準備期間〜
[3/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
預けるのに充分に値する」

「・・・だそうだ。よかったな、和人」

思春に言われ、キリトは頭に?を浮かべたまま頷いた。

「あ、桐ヶ谷直葉です!孫権さん、初めまして!」

直葉が小さく「これがあの三國志の・・・」と呟いていた。歴史好きな直葉の事だからこの世界は驚きだろう。・・・ただ、後で聞いたけど直葉はセイバー達にも会ってたみたいだ。


「・・・あのさ、蓮華。俺達は蜀に行きたいんだが・・・」

咲が言った時、スキマが開いて紫が出てくる。

「ふふ・・・遂にここまで来たわね」

「紫・・・楽しそうだな」

「ええ。人様の世界を踏み込んだ借りを存分に返せるのだから、楽しくもなるわ」


おお、恐い・・・

「なあ紫。この世界に転移させてるのは・・・」

「無論、この世界でケリを付ける為よ。・・・これはあなたの世界の住人の意思でもある」


・・・反対しようとしたら釘を刺されたみたいだ。


「相手が数で来るならこちらも数で挑む。・・・亮、咲。・・・二日よ。今全力でアイツを抑えている。だから二日期間を上げるから、その間に状態を完璧にしなさい」


「・・・わかった」

「また、そちらには今回の旅の仲間を援軍として送るけど・・・一部はこっちで借りるわね」

「ああ、構わない」

「・・・なら、私は戻るわ。・・・負けたら許さないわよ」

そう言って紫は姿を消した。それを見計らって蓮華が口を開く。

「咲、桃香たちならこちらに向かっている。霞を含む董卓軍も同行しているそうだ」

「・・・そうなのか」


気がつけばどんどん騒がしくなっていた。


「おーっす、お邪魔するぜー」

「お、お邪魔します・・・」


そんな中、不意に中に入ってきたのは・・・

「あ・・・リョウコウ!?」

「よっ、相変わらずだな、少年」

「少年言うなっての」


リョウコウだ。何時もの着物姿に・・・あれ?

「おいリョウ、後ろの人は?」

見るとリョウコウの背後にはフードを被った女性がいた。

「ん?あぁ、連れだよ連れ」

「ひ、久しぶり、亮・・・あ、じゃなくて初めまして、だよね・・・あれ?」

「初めましてでいいんだよ。お前、こっちの亮や咲とは初めてだろうが」


「?・・・」



「・・・そうだよね。亮、咲、私は・・・・・・ど、どうしよう、りょう・・・」


「はぁ・・・コイツは美幸だ。そう呼んでくれや」

「あ、あぁ・・・」

俺が首を捻っていると・・・

「・・・サチ?」

蓮華が玉座から立ち上がり、美幸に近づく。

「あ・・・」

「・・・やっぱりサチね。どうしてそんな物を被っている
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ