スーパーロボット大戦OG外伝
0547話
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くエクサランスの新型フレーム、ライトニングフレームとエターナルフレームの開発……いや、この時期なら最終調整についてだろう相談をしている声が聞こえてきた。
……よし。どうやらまだアルコに連れされられてはいないらしい。
出来ればアルコがこの2人に接触する前にどうにかしたいんだが、確か変身するのはテスラ研には良くいる中年の男だった筈。これがジョナサンやら、カークやら、ロバートやらなら見つけるのも分かりやすかったんだがな。
そんな風に思いつつスライムを空間倉庫に格納し、ラージ達がいる部屋のすぐ近くに影のゲートを使って姿を現し、扉をノックする。
幸いなのは、この部屋が研究室の類じゃなくてあくまでも2人に与えられた私室だった事だろう。これが研究室だったりしたら、間違い無く防犯カメラが仕掛けられていただろうしな。
「はい、どなたですか?」
そう答えつつ、扉が開かれ小さい頃から何度となく見ているラージの顔が俺を捉える。
「……っ!? ア、アク」
咄嗟に叫ぼうとしたその口を塞ぐ。
「騒ぐな。ところで部屋に入れて貰ってもいいか? 色々と話しておきたい事や、やりたい事があってな」
「……」
無言で頷くのを見て、手を離す。すると扉が一旦閉まり、チェーンロックを外してから再び開けられる。
「どうぞ。誰かに見られないうちに、早く」
「悪いな」
そう声を掛けつつ部屋の中へ入ると、やはり中ではミズホと2人でライトニングフレームとエターナルフレームについて話していたのだろう。設計図らしき物がテーブルの上に広がっている。
……今時紙の設計図とか、また珍しい真似を。
「ごほっ、ア、ア、ア、ア、アクセルさん!?」
飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになりながら、それでも咽せずに飲み干して俺を驚愕の目で眺めるミズホ。
「ああ、ヘルゲート以来だな」
「そ、そうですね。……じゃなくて! 何でこんな場所にいるんですか! アクセルさん……と言うよりもシャドウミラーの人達は」
「安心しろ。というか、落ち着け。取りあえず、現在シャドウミラーはヒリュウ改やハガネとソーディアンを攻略する為に協力関係を結んでいる。故に俺がここにいても問題は無い」
「いや、あるでしょう。全く、アクセルさんはいつもいつも突拍子のない真似をするんですから」
溜息を吐きつつ、眼鏡を拭きながら呟くラージ。
「そもそもアクセルさんは、以前このテスラ研に対して破壊工作をした事があったと聞きますが? もし見つかったら色々と危険なのでは? それと、協力関係を結んだのはともかく、何故アクセルさんだけがここにいるんです? レモンさん達は?」
外見上では落ち着いて見えていたが、色々と続けざまに質問してくるその様子に苦笑を浮かべつつも
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