力の大妖と仮面ライダーの覚醒
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モカは落ち込んでいた 月音の正体が人間だったというのもあるが 月音を一瞬ではあるが 拒絶してしまったことに後悔していた
話は少し前に遡る 月音が人間の学校に行きたいと涙を流しながらモカに行ったからだ しかしモカは人間が嫌いだった 中学生の頃まで人間の学校に通っており 自分だけが周りと違うという劣等感もあり 周りと全く馴染めないなどという事があったからだった だからこそモカは月音を引き止めようとするが 月音から『自分は人間なんだ!』という告白を聞いてしまった この時モカは無意識のうちに月音から後ずさってしまった
『モカさん・・ 俺が人間てわかったとたんそんな顔するんだ そうだよなやっぱりここは俺のいるところじゃない』
『・・・・! 待って 本当なの月音 私ー・・・・』
モカは月音を止めようとするが 月音は声を荒げて
『放してくれよ!人間なんて嫌いなんだろ 俺も妖怪の友達なんてごめんだ!』
『月音!』
しかしモカの静止も振り切り月音は行ってしまった
そして 現在に至るというわけである
『うそ うそだよ 初めて友達が出来たのに 生まれて初めて友達が出来たと思ったのに』
モカが泣いていると
『・・・よう!どうしたんだ? 一人ぼっちで』
突然後ろから誰かが話しかけてきた
『しっ真司!?』
城戸真司だった
『突然月音がバス停に向かって走っていったからなにかと思ったらモカが泣いていたんだ 何かあったのか?』
『うん・・・ 真司 実はね・・』
そしてモカはさっきどういうことがあったのかを話はじめた
一方 こちらはバス停にいる月音
(家に帰ればまた・・・ありふれた日常に戻れる でも本当にこれでいいのかな)
そんなことを考えていると
ブロロロロ バスがやって来た
『ヒヒ・・・やっぱり逃げ出すかい なぜか君はそうなるような気がしていたよ』
『運転手さん・・』
そう 月音と真司を連れてきた運転手さんだった
『いいんだな少年 思い残すことがないならバスに乗りな』
運転手さんの言葉に月音は詰まった
『俺は・・』
そして再び真司とモカ
『へえ 月音は人間だったんだ』
『うん・・・ あれ? どうして真司は驚かないの 人間だったんだよ!』
モカが困惑するのも無理はない 普通ならば『 そんなこと信じられない』とか、『うそー あり得な〜い』などと反応するのに 真司は至って冷静だったからだ
『俺は月音とはバスの中でもう会っててその時点で人間ってのは分かってたからさ』
『そうなんだ 驚かなかったの ?』
やはり モカはそこが気になるようだ
『そりゃ 何で人間がいるんだ?ってのはあったけどさ 人間も妖もそんなに変わ
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