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真剣で武神の姉に恋しなさい!
奢り
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李は見逃さなかった、部屋に戻る鉄心が小さく笑みをこぼしていることを。

「ちょっ!? 笑ってるでしょジジイ!!」

「何をいっとる、わらっとりゃせんよ」

「いいや、絶対笑ってるわ、だって肩震えてるし!!」

「ギクッ」

 鉄心は一度足を止めたが、次の瞬間、目にも止まらぬ速さでその場から脱した。

 千李はそれを頬を引きつらせつつも大きく溜息をついた。

「はぁ……私が悪いんだからしょうがないっちゃしょうがないか……。けど笑ったことは絶対に許さないわ。あのジジイ……」

 もう一度大きな溜息をついた後、千李は百代たちの下へ向かった。
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