最終話 平和を願って
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が良いんだよ。フリーダムのパイロット」
「やっぱり……でも、僕はもうMSのパイロットじゃありませんよ」
予想と違い、そんな返答を返されるとは思っていなかったのか彼は驚いた表情をする。
「そうだとしても、だよ。今日ここで出会ったこと自体が偶々なんだ。もうすぐ飛行機の時間だし、今は話し合う気はないよ」
「今は、ってことならいつかはまた会うって事ですよね?だったら、名前を教えてください」
そう言われて面倒だなと思いつつも、彼はサングラスを外しながら答えた。
「クラウ・ハーケン。アスランに会ったならよろしく伝えておいてくれ。キラ・ヤマト君」
すれ違い、各々は自分たちの運命を歩む。その運命は時にぶつかり、時に手を取り合い、別れや出会いを導くものだ。それは人の意志を超えて巡りあうものであり、彼らが出会うのもまた運命だったのだろう。
後の世界がどうなるのか?多くが待ち受けている苦難、不幸はあれど、人は明日への運命を信じ、平和を願って進み続ける。
人類が戦争を本当に止めることが出来るのかは分からない。真の平和を掴みとれるかも分からない。だが、クラウ・ハーケンの人生はこれからも続く。なら、人類がそれを成し遂げることを信じて見続けるのが、自分の役割ではないか。そう思い、彼は歩み続けるのだった。
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