第36話。変人と月入りの時。
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ゃん。実は楽しみにしてたりします。
ロアも教授も、死徒という生物のポセンシャルが高いが、所詮学者という生き物だったから、戦闘にもその側面が見えてくる。
俺かて真面目にやっとらんが、武道を嗜むものだから、一度は本気の武と武の競い合いってのををしてみたい。
セイバーVSアサシンとか熱かったやないか。俺もあんなのやってみたいわ。魂たまの取り合いは勘弁やけどな。
シロちゃんはいつものように朝練にいき、しばらくして俺も学校に行く。教室に近づくと、なにやら騒がしい。
「おう上野。どうしたん?何かあったん?」
「うわぁ!なんだよ晋吾びっくりしたな。それに上野じゃない埼玉だ。」
「スマン。上野。で?どうしたん?」
「どうしたもこうしもないぜ!おーい!旦那が来たぞー」
旦那?誰のや
「フフッ。旦那ではありませんよ?大切な友人です」
なっ!・・・・猫かぶりモードの凛ちゃん!?
「・・・・」
スタスタと無言で凛ちゃんに近づく。
「・・・・」
「晋吾くん?どうしたのかしら?ッ!」
「会いたかったで凛ちゃん!!」
「ちょっ!?抱きつくなバカ!!
「久しぶりやな。元気しよった?」
「あなた、わざわざ家まで来んだからわかってるでしょ!?」
「せやかて門前払いとか悲しいかったんや!大丈夫か?ガチヒッキーになったりせんか?」
「いいから離れる!」
ドウドウ。俺ドウドウ。2週間と5日振りの凛ちゃんに感激の抱擁をしてしまった。
今日はテスト3日前。そのため凛ちゃんはクラスのみんなから、休んでいた時のノートを見せてもらってる。
この教科は誰のがいい。ここのところ詳しく書いている奴は居ないか?と、皆が協力して凛ちゃんのために教えている
それは、凛ちゃんがいかにみんなに愛されているかわかる光景であった。
そしてテスト当日。
「フフフ、ついにこの日が来たわ。あなたを倒すこの日が!!今回の私は今までと違うわ!だって・・みんなが居てくれたから!!」
「遠坂さん頑張ってぇーー!」
「遠坂さん!晋吾の奴なんて雑魚っすよ雑魚!」
なぜか完全アウェーな俺。くっ!こんな時にシロちゃんや一成が居てくれたらっ!!
しかし遠坂さんノリノリですね。猫ふぇいすはどうした?
「んなテストぐらいで大袈裟な」
「テストぐらいだと!?貴様!わかっとらん!わかっとらんぞ!!全国の中高生がどんな気持ちでテストに臨んでいることか!?」
「五月蝿いわ上野。勉強しないでゲームしかしとらん自分が悪いんやろが」
「くっ、うぅうう」
事実なので何も言い返せないらしい。
「上野くん。ごめん
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