第36話。変人と月入りの時。
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の実家で一緒に暮らさないか?と提案してみたが、
しばらくは美咲町に残り死者狩りをし、終わったら冬木の近くに引っ越すとのこと。
なんで冬木でないかと言うと、日本有数の霊地である冬木に真祖がいると、色々不味いらしい。
具体的には、真祖がなんでそこに留まるかと色々な方面から人材が送られ、勝手に対立し戦争が始まる事態になるからと言っていた。シエルが
霊地でなく、外れたところなら、誤魔化しようがあると言ってた。シエルが。
そのうちなんとか話を付けて、二人が一緒に暮らせるようにするから任せてくれと言っていた。シエルが。
・・・・なんかすごく頼もしいです。
なんか何かと便宜を図ってくれて助かったわ。アルのマンションの契約もシエルが解約して、新しいマンションを購入してくれるらしい。
シエルが言うにはアルは吸血鬼としての業が消え、使徒として生を受けたとかなんとか。不本意だけど、使徒派の私としては、貴方様の巫女として大切に扱わなければならいなとかなんとか。
とても宗教チックな眼をして語られてので、話半分に聞いてたのでようわからんかったが、そんなことを言ってた気がする
アルは意外にも冷静に、魔術師にも死徒にも秩序があるのよ。とか言って受け入れていた。
・・我儘言うだろうなーっと思っていてスイマセン。無秩序な世紀末な世界かと思っていましたスイマセン。
まぁ、魔術的、宗教的問題はその道数百年の二人に任せたほうがいいだろう。
という訳で、俺は俺の問題を解決しようと思う。
「一応報告しときますわ。とりあえず夜の件、一件落着やで」
「全く。心配かけさせないでよね。」
「ハハッ。ニイさんには無理な話だよ」
「まぁ私は、マスターに心配など無用だと思うがな」
「家族なんだから心配しないのは無理さ」
「・・フッ、そういうものか」
まぁ、心配かけたことは悪かったと思いますけどね。
そしてセブ、この数日間メンテナンス一回もしなくてスマン。だから機嫌直せ
朝の食卓で、ロアの件が終わったので報告。家族からの言葉がグサグサと刺さる。
「ホンマにスマンかった。」
「でもさ、毎晩何やってんだニイさん?」
「二十七祖狩ってただけや」
「・・・・これってツッコミ待ちなのかしら?」
「何がや」
「ハーッ」
舞弥姉ちゃんにため息をつかれた。姉ちゃんにジト目でみられる。
「もう晋吾はこれぐらい普通だと思わないとダメね」
「今更だな。」
「舞弥姉ちゃんひどいわー」
「そのうち聖杯戦争でサーヴァントとタイマンして勝ちそうじゃない?」
「悪夢だわ」
シロちゃんの例え話に全力で引く姉ちゃん。・・・・ごめん姉ち
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