『第三十話』〜本当の声〜
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と同じくらい出てきて! もう何がどうなってんのって話で!?』
「あぁ、高エネルギー反応は拓斗の召喚魔法で、Sクラスの魔力反応は拓斗が召喚した兵隊だ」
『た、拓斗君の召喚魔法だったの!? というか召喚魔法できたの!?』
正確には召喚魔法じゃないがな。
「うん。今兵隊さん達が傀儡兵を蹂躙してるよ……」
『……、が、がんばってね………』
そういってエイミィからの通信が切れた。
「行くぞ」
俺はそのまま置くへと進む。
すると、所々に黒い空間がいくつもあった。
「その穴。黒い空間がある場所は気をつけて。それは虚数空間。次元断層によって引き起こされる次元空間に空いた穴だ。魔法は全てキャンセルされてしまうから、飛行魔法や転移魔法が使えない。だから落ちたら二度と上がってくることは出来ない。全員、落ちないように気を付けるんだ」
「ん? 何か言ったかクロノ?」
クロノが何か言ってる気がするんだが。今俺は躊躇いもせずに穴を飛び越えて行っている。
「いや…何でもない……」
その様子を見て呆れた顔をするクロノ君。
「君に常識を当てはめる僕が間違いだった」
「拓斗君の非常識さは今に始まった事じゃないよ」
「おいなのは。それはどういう意味だ?」
まるで俺がずっと前から非常識みたいじゃないか。
そんな時。
「? お前どうしたんだ?」
俺は壁の一部分を見た。良く見るとフェイトによく似た女の子だ。
「拓斗君どうしたの?」
なのはがそう言ってくるので、試しに、
「なのは、あそこには何がある」
そう言って指差すと、
「なにもないよ? 壁ぐらいかな」
なのはには見えてない。霊体か。容姿から考えると……
「え!? 何か見えたの!?」
「いや、気のせいだったみたいだ。それより行くぞ。(お前は、自分の身体があるポットのそばにいろ。お前も助けてやる)」
すると、少女はコクリとうなずいて消えて行った。
(絶対に助けないとな、フェイトもプレシアも、あの子も)
すると、道が二手に分かれていた。
「なのはとフェイト達は駆動路を、拓斗は僕と一緒にプレシアの救出を」
「わかった」
「急ごう。時間がない」
そう言って俺達は二手に分かれた。
現在、すぐ目の前に大きな扉がある。おそらくここが玉座の間だろう。
え? 今までどうやって来たか? 後方の傀儡兵を殲滅し終えたらしい兵達に任せて突っ切ってきました。
「せめて相手にしてあげた方がいい気がしなくもない
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