『第三十話』〜本当の声〜
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いんだぞ!?」
「なら、コイツ等を相手する奴等を出せばいい」
「た、拓斗? 何を言ってるんだ?」
「まぁ、見てな。特になのは。これは魔力集束の応用だから」
そう言って俺は片手を地面に着く。
[出し過ぎるなよ? 出し過ぎるとなのは達が巻き込まれるぞ]
「分かってる。俺の魔力集束中、【炸裂弾(メテオバレット)】展開。近づいてくる奴等を殺れ」
[了解]
そう言うと、俺の周りに無数の魔力球が数十の単位で現れる。
それを知らずに、傀儡兵はこちらに向かってくるが、
「拓斗!?」
「あぁーフェイト、多分だ大丈夫だ。アイツは」
アルフがそう言うと、フェイトが、
「え?」
唖然とする。理由は近くにいた傀儡兵は拓斗が展開した球体が傀儡兵に放たれ、爆発し体を粉砕した。
「……ね?」
「うん。今ようやく分かった。拓斗を敵に回しちゃだめだって」
「「「「「うん」」」」」
おい、どういう意味だお前等。フェイトがそう言うと、ユーノとクロノ、なのは、リニス、アルフが同時に首を縦に振った。
[拓斗。そろそろいいんじゃないか?]
俺の真上にはSBLと同等、いや下手すればそれ以上の魔力が集まった漆黒の巨大な魔力球があった。
「そうだな。始めるか」
足元に茶色と水色の二つの魔法陣が展開される。
「土より出でよ 我が眷属」
集束された魔力球が地面に沈み込む。
「氷より掘り出されよ 我が兵隊」
辺り一面の地面が漆黒に輝きだす。
「万物より出でて」
地面から大量の土の塊や氷の塊が現れる。
「我が軍となれ」
それらは形を変えていく。
「現れよ『ドールウォリアーズ』」
――――ワァァァアアアア!!!!
俺の後ろにいたのは地面から土や水脈の水を凍らせて造られた軍隊だった。
「汝等の主が命ずる……蹂躙せよ!!」
――――ウォォォオオオオオオオオオオ!!!!!
俺の言葉と共に兵達は傀儡兵に向かって走り出した。
「さて……行くか」
「「「「「「ちょっと待て!!!」」」」」」
俺が進もうとすると全員に止められた。どうした?
「あれはいったいなんだ!?」
「何って……魔法」
「魔法で出来る規模じゃないぞ!!」
クロノがそう言ってきた。
『く、クロノ君! みんな無事!?』
「え、エイミィ? あぁ、無事だがどうした?」
『今さっき高エネルギー反応があって、そしたらいきなりSクラスもの魔力反応が傀儡兵
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