暁 〜小説投稿サイト〜
伝説となった狩人達
三人目
ALONE
八話

[8]前話 [2]次話
あの人は…

ほとんど互角に戦ってたよ。



獅子は角が折られて、怒りを露にし……
黒毛から金毛に変化する。


ちょうどその時かな。

竜ってのはさ。
人間の匂いを、何人いようが瞬時に察知する。


やはり、あたしの存在にすぐに気付いてた。

そのまま……
獅子は殺す相手をあたしに変えた。







……泣いてんの?







気がつくとさ…

あの人があたしの盾になってた……


片方の角で背中から貫かれて…


それでも…
獅子の頭を押さえ込んでね…



白銀の雪がね…
真紅の血で染まるのは…
すぐだったよ。




あたしの…

あたしのせいなんだ…

[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ