スタートに立つためには
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ゃんはシャルルと取るので決まり!やよいちゃんと私は・・・どうしよう」
「ど、どうしましょう・・・」
私たちは更衣室前で悩む。
「やよいー、どうするか決めた?」
律子ちゃんが言うが・・・やよいちゃんは私服に着替えただけだ。
「どうしたの?」
「服が同じだと、あんまり代わり映えしなくてダメかなーって」
「まぁ、やよいちゃんその服じゃ嫌なの?」
あずささんが聞くとやよいちゃんは首を振る。
「そんな嫌なんて!・・・これ、お母さんがアップリケ付けてくれたお気に入りで・・・」
「あら、だったらいいんじゃないかしら?」
「え?」
「写真はお気に入りの服で撮る方が楽しいわよ。それにそのパーカーのオレンジ色、やよいちゃんにとっても似合ってるって思うんだけどなぁ」
「似合ってますか?・・・うっうー!嬉しいです!」
「んー・・・」
「玲奈、後はあなただけよ」
「そうだぞ?早く決めないと・・・」
「いやー・・・“私”をどう見せたらいいのかなって・・・二人はなんかある?」
同い年の千早ちゃんと響ちゃんに聞いてみる。
「・・・正直、私にはわからないわ」
「自分もそんなに難しく考えてないし・・・」
「そっかぁ・・・」
「ごめんなさい、力になれなくて」
「ううん、いいよ。千早ちゃんはどんな感じで撮ったの?」
「それが・・・殆ど無表情で・・・周りはそれでいいと言ってたけれど・・・」
「でもいいんじゃないか?千早らしくてさ」
「らしい・・・か。私らしいってなんだろ・・・」
「変に難しく考える必要はないんじゃない?」
「伊織ちゃん・・・」
「アンタ、気になったらとことん追求するのが趣味なんでしょ?だったら追求すればいいじゃない。自分らしさってのをね」
「いきなり言われても・・・」
「じゃあ誰かの真似でいいんじゃない?それで一番しっくり来たのからアレンジして自己流にすれば・・・それも“らしさ”になるじゃない」
「なるほど・・・うん、分かった。やってみるよ!・・・あ、でも雪歩ちゃんや貴音ちゃん方面はパスの方向でね!」
私がモデルにするのは・・・春香ちゃんややよいちゃんの元気さ、真ちゃんや美希ちゃんが持つ色んなカッコよさ。亜美真美ちゃんみたいな楽しさ!
「よーし!“私”を追求するぞー!」
「玲奈ー、準備しなさーい」
「はーい!今いきます、律子ちゃん!」
そんな感じで撮影は終了して・・・夜になって・・・
「伊織ちゃんや真美ちゃんの可愛く撮れてるね!」
「この伊織ちゃんが被写体なんだから当然じゃない!」
「真美めっちゃイケ
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