暁 〜小説投稿サイト〜
アイドルマスター 〜世界を渡る少女〜
スタートに立つためには
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「そだねー、ゆきぴょんはお姫様みたいだもんね。白雪姫とか!ゆきぴょんだけに!」

「はいはい。・・・ていうか、大胆なポーズを雪歩が取ったらそれはそれで変でしょ」

「・・・見てみたいかも、それ」



雪歩ちゃんの個性は“儚さ”・・・かな。まるで空から降ってくる一粒の雪のように、すぐ消えてしまいそうな・・・

「(・・・って、なんか詩みたいになっちゃった)」




似合わないことを考えたなぁ、自分で自分を笑う。

「・・・多分みんな、自分に合うやり方がそれぞれあるんじゃないかな」

『・・・』


自分に合うやり方か・・・


「へへっ、とぉ!」

なんて考えてたら響ちゃんの撮影が始まっていた。

「ギュッ、ギュッ」

「ん?なんだ、ハム蔵?」

「ギュッ、ギュッ、ギュギュッギュ」



「うんうん・・・カメラマンさん、自分たち、もう少し右からの方がいい感じだぞ」


「え・・・あぁ、ホントだ」



・・・なんで動物の言葉が解るんだろう・・・誰もツッコまないけど。



「ねぇねぇ兄ちゃん。亜美も、真美のチョーイケテるアングル知ってるよ」

「へぇ、そうなのか」

「あぁー!そんなの真美だって!亜美のはねー、こっちからこうっしょー」


「真美はぁ、こっちからこうでー・・・」


「・・・じゃあそれで取ればいいじゃないんか?」

「「え?」」

「そっか!二人のいい所」

「アンタ達が一番知ってるかもね」

「確かにねー」

「「そっか・・・だよね!!」」


そう言うと二人はプロデューサーに一言行ってから撮影の準備に向かった。

「いいわよね・・・響も亜美たちも・・・」

「ん?」

伊織ちゃんが少し狼狽えてから怒る。

「べ、別に・・・あ、ああいうの、ちょっと羨ましいって思ったの!いけないわけ!?」


「い、いや・・・まぁそりゃ、あいつらずっと一緒にいるからなぁ。お互いのことはよく見えてるだろうし」


「そうよ。どっかのプロデューサーよりはよっぽど便りになるわよね」

「っぐ・・・」

「あ、伊織ちゃん、シャルルは?」

やよいちゃんが聞く。シャルル・・・伊織ちゃんがよく抱き抱えてるウサちゃんのぬいぐるみ。

「そうだよ伊織ちゃん。シャルルならずーっと一緒だったじゃん!」


「あ・・・」

「そう言えば確かに、何時も持ってたよな。そういう物こそ、なにかヒントになるのかもしれないな。今日はシャルルは留守番なのか?」

プロデューサーが言うと伊織ちゃんはシャルルを手に持った。

「・・・そうよ。ちょっと留守番してただけよ」

「よっし!伊織ち
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