スタートに立つためには
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「ふふ・・・そうよ、お待ちかねのお揃いのステージ衣装です!」
「「いやったー!」」
亜美真美ちゃんが喜ぶ。
「ふふん、奮発したんだから。・・・ま、お陰で我が765プロの金庫はすっからかん・・・」
「律子!」
「・・・何?」
律子ちゃんが振り向くとそこには必死に拝むプロデューサーと小鳥さん。・・・・・・数分後・・・
「無理ですよ!あの衣装にいくらかかったと・・・」
「そこは娘のお見合い写真を作り直す気持ちでさぁ・・・」
「娘って!私、そんな年じゃありません」
・・・ここで皆も律子ちゃんを説得する。当然私もその輪の中だ。・・・最後は小鳥さんの一言・・・先行投資の言葉で律子ちゃんの目にお金が浮かび・・・
「・・・よし!じゃあいっちょやりましょうか!」
『やったぁ!』
「私、皆に連絡するね!」
私は携帯を取り出して・・・確か千早ちゃん、春香ちゃん、貴音ちゃんはオーディションだから・・・メールにして・・・真ちゃん達も確かレッスンだけど・・・今休憩時間かな?
プルルルル
『はい、もしもし』
「あ、真ちゃん?玲奈だよ」
『どうしたの?急に・・・』
「うーんとね、宣材写真を取り直すんだって。今プロデューサーは手配をしてるから私が連絡したんだよ」
『そうなんだ!じゃあ雪歩達にも伝えるよ!』
「あ、うん。お願いね、真ちゃん」
『うん。それじゃ、また後で』
「うん、バイバイ」
・・・数時間後。
「うっわぁ、可愛いなぁ。あぁでも、ボク的にはもっとフリフリしててもよかったかも」
衣装を見た真ちゃんの感想に美希ちゃんが反対する。
「えー?ミキ、真クンはもっとカッコイイのが似合うと思うなぁ」
「えぇ・・・」
「うんうん」
「もう雪歩までぇ・・・」
「じゃあ交換しようよ真ちゃぁん・・・」
「玲奈は逆に可愛いのが似合うの」
「えぇ・・・」
「うんうん」
「雪歩ちゃんまで・・・」
「「はぁ・・・」」
私と真ちゃんはガックリと肩を落とした。・・・そんな時
「ステーキ!」
「?」
覗き込むと美希ちゃん以外の中学生組が何かを話していた。
「伊織ちゃんたち、何話してるの?」
それに答えたのは亜美ちゃんだ。
「んっふっふ〜・・・レナっちもこの個性組に入りたいのかい?」
「はっ?」
「伊織ちゃんがトップアイドルには個性が必要だって」
やよいちゃんがそう言ったので私は言う。
「あはは、伊織ちゃんにはツンデレっていう立派なこせい゛っ!?」
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