スーパーロボット大戦OG外伝
0546話
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は技術班の影響か、ここ暫くですっかり人間らしい心を成長させていっているからな。まぁ、突っ込み技能が最優先して成長している気がしないでもないが。
ラミアと同じ存在という宣言や、その後のラミアとのやり取りで他の者達にしろ大体エキドナがどんな存在なのかは理解したのだろう。向こう側の面子は特に茶々を入れるでもなく2人のやり取りを見守っている。
そんな中で、ムウとイザークがお互いに先に自己紹介しろと無言で譲り合っているのを見て、小さく溜息を吐いて指名する。
「ムウ」
「あ? 俺? まぁ、いいか。えっと、シャドウミラーの実働班でパイロットをやっているムウ・ラ・フラガだ」
ざわり。
ムウが名乗った瞬間、ハガネやヒリュウ改のメンバー達がざわめく。
「……あ、あれ? 何で俺の時に限ってそんな反応?」
その様子に思わず戸惑った様に呟くムウだったが、向こうの中で一番最初にムウ・ラ・フラガと出会ったカイが思わず口を開く。
「ムウ・ラ・フラガ。……実在の人物だったのか」
「いや、俺は普通に存在してるけど……あっ!」
向こう側が何に驚いているのかに気が付いたのだろう。ギロリとした視線を俺へと向けてから再び口を開く。
「言っとくけど、あんた等が知ってるだろうムウ・ラ・フラガってのはアクセルの事だからな。こいつが自分の名前だと有名すぎるからって俺の名前を勝手に偽名に使っただけであって、俺自身はそれなりに腕は立つかもしれないけど、アクセルみたいな人外の存在と一緒にされても困るぞ」
「その、エンデュミオンの鷹と呼ばれているというのも彼の作り話なのですか?」
俺を指差しながら宣言するムウだったが、レフィーナからの問いに思わず固まる。
……あぁ、そう言えば宇宙でヒリュウ改と遭遇した時にエンデュミオンの鷹云々というのは言ったな。
再度俺へと恨めしそうな視線を投げかけ、1つ溜息を吐いてから頷く。
「あー、いや。エンデュミオンの鷹ってのは一応俺自身に付けられた通り名なのは間違い無いが……」
「しかしそれ程に大仰な通り名を付けられるくらいだ。当然相応の腕は持っていると思うのだが……少なくても私は君の名を、ムウ・ラ・フラガという名前に聞き覚えはない。良ければシャドウミラーに所属する前は何処にいたのか教えて貰えないかな」
レーツェルの問いに、チラリと俺へと視線を向けるムウに小さく首を振る。
「悪いが、うちの大将からストップが掛かったんで、残念だがその辺はまだ秘密ってことで」
その言葉に向こう側の面子が説明を求める視線を俺へと向けてくるが……
「先にも言ったように、こっちにも明かせる情報と明かせない情報がある。ムウの出身については後者な訳だ。ただし、ヒリュウ改やハガネにいるパイロットと比べても十
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