◆3 こたつの上の決闘 後編
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まった。
まさかと考え、本当に偶然あそこで倒れてたのを見つけたのか質問してみたが、
「そこまでボクは策士じゃないよぉ〜」なんて言いながら笑い転げていた。
ここまで来たらもう偶然じゃなく、さくらが俺を呼んだのだと思っておこう。
「でも楽しかったでしょ?デュエル」
さくらは何を考えているか分からない。
そもそもその容姿で息子とか呼んでる時点であれなんだが…
そういえばどこかの親父がこんなちびっ子パパだとかベクターの奴が言ってたか。
そういう奴は皆こんなのばっかだと思うと頭がいたい。
だがこれだけは強く頷いて言える。
「あぁ、最っ高のデュエルだったぜ!!」
楽しいデュエルはデュエルした本人もそうだが、それを見ていた奴の心も楽しくさせる。
遊馬の時もそうだった。俺を熱くさせる、みんなの心も熱くさせる。
あぁ、この気持ち、久々に感じたよ。ありがとな義之。
「さってと、じゃみんな寝る時間だよ」
気付けば時計の針はてっぺんを刺そうとしている。
義之もさくらも寝る準備に入る。俺もこの島に来て疲れを感じていたのだろう。今頃になって眠たくなってきた。
バリアンとはいえ、今は人間の体。寝ることも人間としての仕事だ。
ま、明日はやることがないんだがな。そういやカードショップはこの島にあるのだろうか?
まさか通販サイト密○で買ってるわけではあるまい。そこのところを義之に聞けば…
「んじゃあ明日行ってみるか。ちょうど冬休み入ったところだし」
とのことらしい。暦の上では今は冬、12月26日だという。
くり…いや、これはキリスト教の祭りだ。俺は幽霊でバリアン。
ドンサウザンドなら信じるが、イエスキリストを信じるかと言われると怪しいところだ。
話を戻して、明日はカードショップにご来店か。どんなカードがあるか楽しみだが…
俺、無一文なんだよな…
To Be Continued
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