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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『孤独な少女との出逢い』
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「本当!」

「うん」

再びなのはが先頭に立ち案内をするが、

俺は士郎さんの手を握り、


『貴方の大切な娘さんが悲しみに耐えながら貴方が目覚める事を望んでいますよ』

別れ際の一瞬で士郎さんに念を送ってからなのはの後を追う。

その後なのはの案内によってたどり着いた場所は。

「ここなの」

「結構大きいな?」

道場のある和風な家だった。

「ただいま〜」

「なのは! どこに行ってたの!?」

なのは 母 登場!

うわ〜やっぱ若け〜!

どうみても三人の母親とは思えないな。

「先程まで俺と一緒に病院にいたんです」

俺はなのはが叱られないようにフォローする。

「あら? アナタは?」

「最近この近くに引っ越してきた 黒帝 零といいます」

俺は桃子さんに自己紹介をする。

「そう……」

桃子さんは少し安心した顔で返事を返す。

「なのはちゃんとは公園で会いました」

「そうなの!」

「あらあら 仲が良いわね」

ふふふと笑う桃子さん。

「そうですね」

「よかったらお礼と挨拶を含めて好きなケーキをごちそうするわよ」

「よろしいのですか?」

「えぇ 実は私達は翠屋っていう喫茶店も営んでいるからそれの宣伝もかねてね」

忙しいのは分かるんですがもう少しだけでもなのはを構ってあげてやってくださいよ。

「ありがとうございます」

などと本音を隠しつつお言葉に甘えケーキを選ぼうとしたその時、

「母さん! なのはは帰って来たのか!?」

シスコン登場!

「お兄ちゃん……」

なのははどこか暗く沈んだかのような表情で力なく兄の名を呼ぶ。

「なのは! こんな時間までどこに行っていたんだ!」

いきなり怒鳴る恭也。

オイオイ心配なのはわかるがなにも怒鳴らんでもいいだろ?

どうやらSSでよくある方の恭也らしいな。

「ごめんなさい……」

小さな手でスカートを握り暗い顔をしながら謝るなのは。

「帰ってきた妹にいきなり怒鳴るのは関心しませんね」

「なんだお前は!?」

鋭い視線で俺を見る恭也。

若干殺気も混じってんぞこのシスコン……。

というか自分の妹の表情の変化くらい気付いてあげなよ……。

「どうも なのはちゃんの友達になった 黒帝 零といいます 貴方がなのはちゃんを恐がらせているお兄さんですか?」

ニッコリスマイルで毒をはく俺。

「なんだと!」

それに激怒する恭也。

沸点がかなり低いな。

「なのはちゃんがかなり恐がっていましたよ」

「なんだと!?」

「一家の大黒柱たるお父さんがケガで入院とはいえ
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