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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『孤独な少女との出逢い』
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気持ちがよくわかるZE!!

「かわいいなぁ……」

俺はつい言葉を漏らす。

「ふぇ? ////」

俺の呟いた一言に反応し顔を赤らめるなのは。

「そうだ 今からなのはちゃんのお父さんのお見舞いに行こうか」

今の士郎さんの状態も見たいしね……。

「え? 今から?」

「うん なのはちゃんが行くことでよくなるかもしれないよ」

病は気からとはよく言うしね。

まぁ……この場合は怪我なんだけど……。

「本当!?」

「うん」

「だったら行くの!」

俺はなのはに案内され病院へと向かう。

「この病院なの!」

「そうか」

病院に着いた俺達。

「お父さんの病室はこっちなの!」

なのはが先頭に立ち俺を案内する。

「今行くよ」

なのはの案内で病室に入るとそこには全身に包帯が巻かれ点滴や色んな機械を付けた男性がいた。

「お父さん……」

父親の状態に悲しみの声をだすなのは。

「少し解析してみるか……」

俺は解析魔法を使い士郎さんの身体を調べる。

「うわ〜 よくこれで生きてるな流石は御神の剣士ってところだな」

なんというか生きてるのが不思議なくらいの怪我だった。

この辺りの士郎さんの仕事事情や過去の話は残念ながら俺は詳しく知らないのでどうこうは言えないが、

確かSPかなんかの仕事で大怪我をしたというのは聞いた事があるんだけどなぁ〜。

「とりあえヒールとリジェネをかけておくか」

一気に治ったら疑われそうだしな。

俺は士郎さんに回復魔法と回復促進ように持続回復魔法を使う。

その際に零の両手から淡い光が漏れだしその光景をなのはが見ていた。

「う……ん」

先程まで辛そうな呼吸だったのが安定しゆっくりとだが規則正しいリズムを刻む。

「とりあえずはこれで一安心ってとこかな?」

「零お兄ちゃん今なにをしたの!?」

零の行動を見ていたなのはが驚き何をしたのかを尋ねる。

「早く良くなるおまじないさ」

「お父さんよくなるの!?」

「たぶんこれから快方に向かうはずだよ」

俺がそう言うと、

「ありがとうなの!」

なのはが嬉しそうに笑いながら俺に抱き着く。

「どういたしまして」

俺はこの子の悲しみをたとえほんの少しでも取り除けた事に嬉しさを感じ自然となのはに微笑む。

「にゃっ!?」

それを見たなのはは何故か顔を赤く染める。

さて 次はあのシスコンだな……。

「さぁ そろそろ帰ろうか長居するのはお父さんの身体に障るしね」

「うん」

まだ顔は赤いが最初よりも元気な返事を返すなのは。

「お家まで送ってくよ」


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