神々の古代兵器
第一話
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きます。」
「そうか。助かるよ。」
しかたがない。
本当にしかたがない。
やると言ったいじょうは最高の作品を作らないとね。
「それでは準備にかかりますので失礼します。」
と、こんなかんじで頼まれたのです。
「それであなたはそれを開発した後に抜け出したのですか?」
「ううん。違うよ。僕から抜けたんじゃなくて、獅子王機関から無理矢理出されたのさ。」
当たり前だよね。
元々は敵対していた組織なんだから用がなくなればすぐに帰れって言うのは。
「でもね。僕は感謝しているんだよ。」
「何にですか?」
「もちろん開発したこれについてに決まっているじゃん。」
僕は七式突撃降魔機槍二型をだした。
「こいつは獅子王機関が今使っているどの武器よりも強い武器なんだよね。」
「そんなものを!!どおして獅子王機関に技術提供しないのですか?」
「そんなの決まっているじゃないですか。」
そう決まっている。
「獅子王機関が嫌いだから。」
僕は普通に告げた。
口調を強くもせず、弱くもせずに。
「大体さ、国家機関だかなんだか知らないけどさ、どおしてあんなに偉そうなのかな?」
僕は何故か愚痴を始めていた。
自分でも止めようにも止められない。
口が勝手に動いているみたいだった。
「魔力反応があったから学園都市内に入れさせろとかさ、あり得ないでしょ。」
「あのっ。落ち着いてください。」
「学園都市内は専門の部隊があるって政府に連絡してあるのにさ!!」
そうだよね。
一旦、落ち着くべきだよね。
・・・
・・
・
「落ち着きましたか?」
心配そうに僕の顔を伺ってきている。
どおしてかな?
しず姉に重なっているように見える。
「その〜。歩くん?すいませんでした。」
「えっ?」
「そんなことがあったなんて知らなかったのにあんなことを言って。」
頭を下げるの?
獅子王機関の剣巫が?
そんな!
それじゃあ僕がさっき言ったことはこの人の本心とは違かった。
あの人は普通に接しているんだ。
「ううん。気にしないで。感情的になりすぎた僕もわるいんだし。」
「それでも歩くんの心を傷つけたにはかわりありません。」
傷つけたって・・・あれ?
今さっき歩くんって言った?
僕のことを歩くんって。
「姫柊さん。僕は大丈夫です。でも一つだけ僕のお願いを聞いてください。」
「なんですか?」
「僕と友達になってください。」
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