暁 〜小説投稿サイト〜
あかりの碁
明日美さん強化編
囲碁を打つ時は笑っていてほしいから
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換したかもしれないけど、
とりあえず次見る時はギャグアニメだと思って見ることにしよう。


とまあ、こんな感じなんで話せることが何もない。
それに、そう言うのをプロ棋士を目指す彼女が手に取るとは思えない。
だから、本当に何も話すことがなくなってしまう。

彼女は、どういう娯楽を持っているんだろう。
何も娯楽がなくて、思いつめたりしていないかな。

彼女のプライベートを心配しながら打ち進める。
そして案の定、表情が沈むほどに彼女のミスが増えていく。
彼女の弱点が浮き彫りになってきた。 メンタル面に問題がある。

もちろん、メンタル以外にも何か原因があって、
そのせいで負け越して心が沈んでいるんだろうけど……
でも、心が沈んだことで隙を増やしていればどうしようもない。

「ねえ、明日美さん」

「なに?」

こういう時は、まず沈んだ心を入れ替えることが必要。
そうじゃないと、本当の彼女が見えない。 だから、今日は対局はおしまい。

「どっか、行きましょうか」

「え?」

困惑する彼女を引っ張って、どこに行こうかと思索を巡らせる。

「対局は?」

「悲しそうな顔をしてる明日美さん見たくないから、これでおしまい。
どっかに遊びに行きましょ!」


ひとまず、近くのゲームセンターにでも行こうかな。
多分、それが一番いいはずだから。
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