ストライカーズ編!
仕事しろ
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がら言う。
「なのはさんたちに、デバイスを届けてあげないと!」
それを聞いて私とヴィータは預かっていたデバイスをスバルに託す。
デバイスを渡されたスバルたちフォワードは中へ向かって走っていった。
「ヒカリ、セットアップ!」
<久しぶりの出番だねっ!>
「クリミナル、セット!」
<了解です、マスター>
フォワードたちの背中を見てから私たちはそれぞれセットアップする。
ロングアーチが確認した魔力反応は二箇所。
どちらも離れた場所にあり、片方をヴィータとリイン。もう片方を私と慎吾が向かうことになった。
「まったく、たまには平和に終わるっていうのもいいと思うんだけどな」
私がつぶやくと、たまたま聞いていた慎吾がそうだな、と相槌をうった。
ほんと、なんでミッドは危険が多いのやら。
「・・・いた!前方二百メートル先。慎吾!」
空を飛びながらサーチをしていると、ロングアーチが見つけた反応を私も見つける。
それを知った慎吾はクリミナルを構える。
「こちら管理局、あなたの飛行許可と個人識別表が確認できません。直ちに停止してください。それ以上進めば・・・」
「海の底まで落とします☆」
<氷華、発射!>
慎吾の注意の最中、一切止まる気配のなかった反応に向かって威嚇用のあまり威力のない攻撃を放つ。
しかし、相手はそれを破壊して進む。
やがて見えてきたその姿は二人。
どちらも真っ黒いフードを着ていた。
「あ、この声って美愛さんだね」
黒いフードの片方が言った。
その声には聞き覚えがあった。
少し前に聞いたばかりの女性の声。
「美愛、知り合いなのか?」
横に立つ慎吾が聞く。
「知り合いっていうか、少し前にナンパから助けてくれた人なんだけど・・・」
「アキラ、そろそろ大丈夫かな?」
女性はもうひとり・・・アキラと呼ばれた人に話しかける。
「まあ、今回はトーヤくんやドクターに何も言われてないし、いいんじゃないかな」
そういった声は、またもやナンパから助けてくれた男性の声だった。
そして二人はフードを脱ぐ。
「まずはボク。Bad prohibition children のメンバーが一人、紗月秋良」
「同じくBad prohibition children のメンバー、春香・ヴァレスティア。よろしくね、浅賀美愛さんに内山慎吾さん」
名前を聞いて、はっきりとした。
春香・ヴァレスティア。
彼女は間違いなく、九年前に連れ去られた少女。
確信はないが、秋良は九年前にあったフードの一人。
そして二人がいうドクターとは、主犯であるジェイル・スカリエッティ。
ついに来たんだ。
あの日にスカリエッティが言った、再び出会う日が。
カオリさん
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