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Ghost trick
二つの影

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『あぁ〜。暇…』

飛行中のムウマは、退屈そうな表情を浮かべていた。

神様「お目当ての海賊に会えないの?」

『ベポちゃ〜ん。チョッパ〜(´□` )』

そして、無気力に名前を言うムウマ。

神様「ホラ、島が見えて来た」

すると、前方を指指す先には島があった。

神様「暇潰しになるし、それに、朝食もまだじゃん」

『それも、そうだな』

リュークの意見を素直に聞き入ったムウマは、前方に見える島に降り立った。

『ワンピースに出て来る島って何処も賑やかだな〜』

街全体の雰囲気を見ながら商店街を歩くムウマ。

「そこのマント」

すると、裏道でヒッソリと商売をしている、占い師のお婆さんに声を掛けられた。

『?』

ムウマは不思議そうに、自分に指を指す。

「お前さんの後ろに、二つの人影が映っておる」

そして、水晶玉を見ながら、険しい表情を浮かべる。

「今日は、大人しく家に居ることじゃ」

忠告する様に、ムウマに訴える占い師。

『(妖笑)』

すると、ムウマは余裕そうに、フッと笑みを浮かべた。

『良いよ。一人はウチの連れだから』

と、軽々しく答えるムウマ。

「じゃが、その影は…!」

占い師は、ムウマを止める様に忠告を止めない。

『んじゃ…』

しかし、忠告を聞かずにムウマは再び人混みに消えた。



「お前さんの後ろに、二つの人影が映っておる」



『(二つの影、か…)』

占い師の言葉に引っ掛かるムウマ。

『(海賊も面倒臭いけど、海軍も面倒臭いからな)』

険しい表情は、幸いにもフードに隠されていた。


―カラン、カラン―


『有名人は大変だね〜』

そして、1軒のレストランに足を踏み入れた。

to be continued


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