暁 〜小説投稿サイト〜
とある委員会の委員長 番外編〜STB編〜
聖遺物のための愚行
第五話
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どこにいるんだですか暁古城。
あなたた必要なんです。
私一人では止められない。
真祖の力がないとあの結界は壊せない。
あれは貴方ではなければ無理です。
だから早く。
私は暁古城を探し回った。
そして見つけたのはまだオイスタッハ師匠がいるところからかなり離れていた。
「暁古城。やっと見つけました。早く来てください。私がオイスタッハ師匠のもとまでご案内します。」
「たしか木原さんだっけ?」
「先輩。今は木原さんの力を貸してもらいましょう。」
私は暁古城、姫柊雪菜の肩に手を載せて
「能力No.2空間移動(テレポート)。」
私はキーストーンゲート内部の聖遺物のある階層まで一気に連れてきた。
「私の役目はおしまいです。ここから先はあなたたちで頑張ってください。私にはもう動く力がないみたいです。」
私は連れてきたのはいいけど体力の限界に気付いてしまった。
大事なときになにもできない。
悔しいことです。
「ああ。気にするな。お前のぶんもお前の師匠を殴ってやるよ。」
「ありがとございます。」
私は壁に背をつけました。
もしものときに備えて体力の温存はかるためです。
「姫柊雪菜。暁古城の血の伴侶になったんですか?」
「えっ?」
「暁古城からあなたの臭いがします。それと一緒に血の臭いも。」
「どおして分かるんですか!?」
「冗談のつもりだったんですけど本当だったなんて。」
獅子王機関。
まさかこれが狙いだった訳じゃないよね?
それだったら私たちが国際法にのっとり逮捕しにいきますからね。
まぁ。
それはこれが無事に終わってから考えればいいか。
「それでは二人とも私の、島の人間の命を預けますから頑張ってくださいね。」
私は最後にプレッシャーを与えた。
それにたいして二人は苦笑いをしていた。
私は能力でひっそりと姫柊雪菜に念話を送った。
《姫柊さん。暁先輩のことをよろしくお願いします。》
姫柊雪菜に伝わったのか静かに頷いてくれた。
これで本当に休むことが出来るよ。
今まで色々あったな〜。
辛いことも悲しいことも。
楽しいことも嬉しいことも。
もし二人がオイスタッハ師匠を倒しことができればこの楽しい日常が続くんだろうな〜。
だから頼みますよ、二人とも。

「しず姉。なに寝ようとしてるの?」
「・・・う〜ん。なに?」
「起きないなら電気くらってみる?」
「はいっ!起きます!」
私が起きると何故か私の部屋で寝かせておいた歩がいた。
「どおしてここに?」
「少し休めば大丈夫って言ったじゃん。これ、僕の能力の一つなんだ。名前は自己治癒(エゴヒーリング)。」
「そういうのは先にいってよ。」
「ゴメンね。」
「ところでオイスタッハ師匠たちは?」
「まだ戦ってるよ。」
歩が指を指した方を見
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