スーパーロボット大戦OG外伝
0545話
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だろう。だから、そうだな。ムラタの師であったリシュウ・トウゴウ辺りにでもこの会議が終わった後に話を聞いてみるといいかもしれないな」
その言葉に、ムラタとしても思う所があったのか小さく頷く。
「ご覧の通り、俺が朧気に知っている未来については介入が可能だった訳だ。そして、俺はその未来で何もしなければドルムで死ぬ可能性が高いだろう事を知った」
正確に言えばドルムではなくホワイトスター。そしてそこでの戦いもアルフィミィのおかげで生き延びる可能性はあったんだが……まぁ、それに関しては言わぬが華だろう。また、同様にラミアに関しても運命を変えているんだが、それは今は言わないでおいた方がいいか。
「その死の運命を覆す為にお前は俺達の前に立ち塞がったと?」
「正解だ、キョウスケ・ナンブ。お前達にとってはDC戦争の2の舞と言ってもいいのかもしれないが、残念ながら俺にとって最も効率的な方法がそれだったんでな」
「つまり、俺達がお前に鍛え上げられていなければアインストに、あるいはインスペクターに負けていたと?」
「さて、どうだろうな。そのままでも勝てたかもしれないし、あるいは負けていたかもしれない。だが、死ぬ可能性の高い未来を知っていた以上は、俺自身が生き残る可能性を上げるのに手を抜くような真似はしたくなかった。それだけだ」
その言葉を最後に、ブリーフィングルームの中は暫くの間静寂へと包まれるのだった。
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