異世界からの帰還
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気付くと、白い部屋にいた。ここは・・・どこだろう・・・?指を振ってみる。ウィンドウは現れない。もう一度強く振る、やはり現れない。
「現実世界だ・・・」
しかし、なぜ?俺は確かにヒースクリフと差し違えて、消滅したはずなのに・・・
「キリト・・・皆・・・」
会いたい彼らに、今まで共に戦って来た相棒や戦友達、何より、俺の一番大切な人、桐生梨里奈さんに・・・
「なら・・・行かなくちゃな・・・」
桐生さんと俺は学校が同じだった。ならば、運び込まれた病院も近く・・・もしかしたらこの病院かもしれない。
体に襲いかかる痛み?知ったことか。そんなもの、あの世界の痛みに比べればどうという事は無い。力が入らない?なら無理矢理動かすまでだ、彼女と再会するまで、俺の戦いは終わらない・・・!
「うおっ・・・!」
点滴の主柱を愛剣「アロンダイト」の代わりに握りしめ、俺は病室を出た・・・
「な・・・んでだよ!」
この病院中を歩き回り、彼女の病室に辿り着いた。
彼女は、あの処刑具に繋がれたまま、静かにベットに横たわっていた・・・
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