君は自由だ
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だ!?」
「あれ・・・?僕達どーしたんだっけ?」
「ナツ様とお揃いになっております。ルー様とは色違いです」
「いらんお世話!」
ルーシィの声に反応したのか否か、ナツとルーも目を覚ます。
そんな2人はルーシィのワンピースと同じ模様の服を着ており、ナツは青、ルーは赤と色違いだった。
「ジェラール!あの光はどこだ!?」
「あ、あれだよ!」
ルーが指さす。
その先には、確かに天へと伸びる光の柱があった。
が、色が黒から白へと変わっている。
「近いわ。てか・・・色が変わってない?」
「ええ・・・3人が気絶していらした間に黒から白へと」
「むぐぐぐぐ・・・」
ルーシィの言葉にバルゴは淡々と答える。
ナツは真っ直ぐに白い光の柱を見ていた。
「ぐぐぐ・・・」
恨めしそうに見つめ――――
「はぁ」
落ち着いたのか諦めたのか溜息をついた。
そしてギロッとルーシィとルーに目線を映す。
2人は同時にビクッと反応した。
「助かった。ありがとな」
「な・・・何よ、いきなり」
「どーいたしまして」
笑みを浮かべて素直に礼を言うナツにルーシィは照れくさそうに頬を染め、ルーは変わらない笑顔で小さく首を傾げる。
「でぇきてぇる」
「どこでハッピーのマネなんて覚えたの?」
「僕がこの間教えたんだー」
「アンタが原因か!」
ハッピーのマネをするバルゴにルーシィが呆れながら問い、ルーの言葉にツッコみを入れる。
「そういやハッピーは?お前ら、エルザと一緒じゃなかったのか?」
「みんなはぐれちゃった」
困ったように両腕を広げて溜息をつくルーシィ。
「仕方ねぇ。オレ達だけであの光に行くか」
「だね!皆あの光は見えてるだろうし・・・自然と集まるよ」
ナツの言葉に同意するように頷き、ルーが光に目を向ける。
「姫・・・私はこれで失礼します」
「あ!バルゴ・・・って」
バルゴは星霊界へと帰っていった。
それを引き留めようと声を掛け、ルーシィは自分の状態に気づく。
(今・・・自分自身の魔力で門をくぐって来てた・・・もしかしてあたし・・・今、魔力0!?)
ルーシィは自分の両掌を見つめる。
そんなルーシィに目を向け、ルーは自分の左手を見つめた。
(魔力は多少回復してるけど・・・これじゃあ戦えないし、回復も1人くらいしか出来ないね・・・全く、回復が出来ないんじゃ僕はお荷物じゃないか)
不機嫌そうに眉を寄せ、目線を外す。
「ひっ!」
「何!?」
すると、突然背後の茂みが揺れた。
ルーシィは小さく悲鳴を上げ、ルーは警戒するように眉を吊り上げる。
ガサガサと音を立てて現れたのは―――――
「シェリー!」
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