八章 幕間劇
ご褒美×森家
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所にってどうしたんだ?
「ああ。ひよは門番した事あるんだ・・・・」
「清州で小者をしてた頃に、手が足りないからって一度だけ・・・・あぅ・・・・」
ふむ、声が本気で震えているな。
「それがよりによって森家って・・・・大変だったね」
「それ、皆やりたがらなかったから猿に回ってきたんじゃないのか?」
「あぅぅ・・・・すっごく怖かったです・・・・」
「おいおい。今日は城攻めじゃないぞ。ただの登城にどうしてそこまで怖がる?」
そりゃこの前みたいに首を刈りまくっていたのは事実だけど。
「敵が攻めてきた方がまだマシですよぅ」
何を言っているかよく分からん。だいたい味方のはずなのにそんなに怖がるか普通。
「ああ、思い出しました。森家・・・・森三左衛門殿と森勝蔵殿の親子ですね」
「ひゃああ・・・・」
「私も噂しか耳にした事がありませんが。敵とみれば鬼でも夜叉でも食い殺すとか、常に甲冑は返り血で真っ赤に染まっているとか・・・・。
「まあ、この前みたいな事だな。強い事は確かだけどな」
「・・・・ついでに味方も食い殺すとか」
おいおい、戦場でフレンドリファイアみたいな事を平気でする奴らかよ。こちらとしては考えられないのだが。
「まあ、噂ですから尾ひれが付くものだとは思いますが」
「・・・・ああそれ、尾ひれが付く前」
「はあ?」
「態度の悪い門番とか、ビビってる門番がいたら普通に噛みつくし」
何だそれ?まだ敵の方がマシだな。それに目が合ったら、敵と認識するとかどんだけ戦闘狂何だ。ヴァーリの方がまだ優しい方だったぞ。
「だから門番より前から出迎えなのか」
「とりあえず、大通りから離れましょう。その森家と出くわしたら、今のひよでは本当に死にかねません」
「ああ、行くんなら早く行ったほうがいいぜ・・・・」
その後詩乃がご武運をって、敵を迎えに行く訳でもないのに。生き残ったらご飯食おうとか言ってたけど、たぶん大丈夫だろう。その後森衆の気配が、絶つまで人気のない場所で待機していた。
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