八章 幕間劇
ご褒美×森家
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たのは、ホントですよ?」
「分かってるよ。お前達も俺の事好きなんだろう?こっちに来い、頭撫で撫でしてやるから」
とりあえず頭を撫でておいた。そういえば、詩乃は何も言ってなかったが本当は気にしてるんだろうなと思った。で撫でてたら雛が来たけど。
「相変わらずお盛んだねー」
「えへへ。雛ちゃんもいかがですか?」
「やめとくー。雛、孕まされちゃったら困るしー」
「は・・・・・!?」
おいおい、一体どう見ればそう言えるんだ。そのあとお家流があるのか?と真面目に聞いてきたけど、そんなものはないと言った後に雛にハリセン一発。
「いたたた、相変わらず痛いよーそれ」
「お前がいらん事を言うからだ。で、何の用だ?」
「殿が、三河への書状の準備が出来たから取りに来るようにってさー。詩乃は?」
「今は長屋で訓練計画とか考えている。俺も一度戻るから、その時に伝えておく」
「じゃ、お願いするよ。それじゃねー」
と言って帰ってたけど。そしたら二人は真剣な顔で、あんなお家流はないですよね?と言ってきたからないないと言っておいた。そんなのがあったら随分前に使ってるわ。それに一々挿入しなくて済むが。
「ただいまー」
「お帰りなさいませ。如何でしたか?」
「装備と食糧の件、ひよところでもう手配してると。予算の配分を考えて、なるべく安く上げてくれるって」
「流石ですね」
「まあな。ホントありがたいよ。そうそう、それと・・・・」
「三河への書状の準備が出来た件ですか?」
あれま、俺が言おうとしたが誰か来たらしい。もう既に、出立の準備が出来ているから、訓練案が纏まり次第城に向かうとの事。だが、詩乃は何だかいつもより雰囲気が違うなと思った。だから。
「・・・・・・一真様?」
だから、抱きかかえている。詩乃とはしばらくこういうのしてなかったし。
「このような事・・・・久遠様となされば良いではありませんか」
「俺から見ると詩乃は、少し冷たい風に見える。何を言っても距離を置くからな。それに昨日の事は聞かないし」
「恋人の営みに口を出すほど野暮なつもりではありませんが、それでこのような事を?」
「ああ。一真隊は俺の隊でもある事はさっき言ったが、俺は兵士一人一人をただの兵とは思っていない。家族とか仲間と思っているからな。それにひよやころもその仲間の一人だしな。こうでもしないと、詩乃は素直になってくれないだろう?」
「家族ですか。やはり一真様には御見通し何ですね」
俺は抱いてる間に頭を撫でた。まあ、さっき言った雛のような冗談で孕んだとしても責任は取るつもりだが。
「でしたら一真様。ついでですので、一つお伺いしたかった事があるのですが?」
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