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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
八章 幕間劇
仕合×治療
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確か金剛罰斧だったな。何か名前が似ているからパクリのような。確か恋姫世界で、華雄が使っていた武器は金剛爆斧。武器の形は違うけど。

「何だ?最初からやる気のようだな」

「出先で鬼と殺り合ったと聞いたぞ。お市様と手合せしたともな。今度こそ私が勝つ」

俺は空間から刀を取り出した。聖剣エクスカリバーだけど擬態によって隠しているから、いつか本当の姿が見せる時があったら見せたいね。斧を担ぐように持ち上げた壬月が、グッと腰を落として構えた。見覚えのある構えだったから、俺も受け止める態勢で構えた。構えると壬月の身体には、闘気が満ち溢れていた。

「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

振り下ろされた斧は受け止めるようにして、刀を横で抑えたが前より違うな。これは少し本気を出しているのかもしれないな。

「ほう、随分と力を出しているではないか。前より力強いが、まだまだだと言っておこうか!」

と言って、斧を押してから一旦離れた後、俺は風術を発動させた。この世界の風は良いものだ、現代の風は汚染で汚れているからな。

「何だ?あの風は。だが、そんなこけおどしには私には効かんわ」

「言っていろ。これで決める」

と言って風の精霊を呼んでパワーを溜めた後に、俺は蒼い風刃として放った。壬月は、ただの風だと甘く見たのか避けなかったがそれはミスだ。刃は一旦壬月の後ろまで行くが、そこから小さな風刃となって360度の風刃となって壬月に襲い掛かった。

「なっ何!!!!ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

勝負は俺の勝ちとなった、そもそも壬月の五臓六腑を受け止めてる時点で俺の勝ちは変わらなかった。壬月は風刃を受けた後、防御しないまま受けたので、傷だらけになった。主に服が。

「大丈夫か?加減はしたのだが」

「ただの風なのに、こんなにボロボロにされるとは思わなかった。さっきのは何だ?」

「これ?これは風術という。風の精霊の力を借りる術だ。それと服だけはやる前に戻しておくか」

指を鳴らしたら、壬月の服はやる前に戻った。これは神の力の一つで、時を操る力。これを使う時は、主に建物の修復とかに使う。あと回復の力もあるけど、今は使わないでおこう。

「一応手加減はしといたけどな。あとさっきの一撃はお家流なのか?」

「あれで手加減とは驚きです。あれは壬月様のお家流である五臓六腑です。ですが、受け止める時点で勝ちは決まっていました。どこかお怪我はありませんか?」

「あれがね。いや無いな。ところで麦穂はお家流使えるの?」

「はい。それはもちろん」

「ほう。どんな技何だ?」

「そうですね。説明するのは少し難しいのですが、軽く拳を作って、こう前に出してもらえますか?」

「こう?」


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