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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
八章
軍議
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い戦いになりそうですね」

「だが、あれこれ考えても意味はない。それに越前が鬼の楽園であるという証拠はあるさ。あとは軍議の席にて皆の知恵を借りようか」

「そうだな。・・・・行くぞ」

上段の間に入ると、そこには久しぶりに会うメンツが揃っていた。やっほー、と末座で手を振っている和奏や雛に答えながら、俺は久遠の横に座る。小谷城で映した映像は、印刷してあるからいつでも出せる。それに映像だけでも何百枚あったから選んで数十枚に留めておいた。

「(ここは相変わらずだが慣れるもんだな)」

皆よりも少しだけ底上げされている上段の間は、君主が座る玉座のようなもの。俺は神界でも一番上で座っていたからな、それに現代では国連軍大佐か世界によっては少将の時だったか。まあ、立場が上だから、慣れるのも時間はかからなかった。

「では軍議を始める」

落ち着いている俺をよそに、久遠が厳かな口調で宣言する。広間に詰めた武士達が一斉に頭を下げた。俺は平然としているけど。

「皆も竹中より聞いておるだろう。昨今、我が領国を荒らす鬼の正体が判明した」

「異国の者が、この日の本を侵略するために使う先兵である・・・・と聞きましたが、さて・・・・」

「事態は把握しているのですが、やはりしっくり来ないというか・・・・腑に落ちない部分は否めません。一体、どういう事なのでしょう?」

「その説明は、我ではなく、こやつがする。・・・・金柑、報せい」

「はっ。・・・・皆様、お初にお目に掛かります。我が名はルイス・エーリカ・フロイス。日の本よりも遥か西、異国よりやって参った、天守教の司祭です」

「まぁ。異国の人にしては日の本の言葉が、大変お上手なのですね」

「然り。我が母は日の本は美濃・明智庄の出身。この身には日の本の血が流れておりまする。母の名は槇。明智家前当主、明智光安殿の妹。そして我が日の本の名は明智十兵衛と申す。皆様、よしなに」

「ほお。あの知将・明智光安の筋か。なかなか面白い」

「ありがとうございます。・・・・皆様、お引き回しの程、何とぞよろしくお願い致します」

ゆっくりと頭を下げるエーリカの姿に、一部の武士達がざわめく。

「おおおおおおおおおお、な、何だアイツ何だアイツ!すげー丁寧な人じゃんか!」

「あれが礼法って奴でしょー。凄いねー。雛、初めてだよ、あんなに完璧な礼法の人ー」

「すごーい!かっこいー!犬子もちょっとは礼法の勉強とかした方が良いのかなー?」

「犬子にゃ無理だろ?」

「にゃにをー!和奏に言われたくないわん」

「そこの奴らやかましいぞ!俺のハリセン、久々に喰らいたい奴は前に出な。それとも不意打ちで後ろから叩いてやるよ!」

と言って特に三若には、宣言通り後ろから叩
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