七章
鬼退治
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んとエーリカさんは雑魚を倒してた。相手は恐い姿をしてるけど、ウチの隊は修羅場を潜ってきた者ばかり。だから鬼といっても全然怖くないしね。また大きな鬼が来たと思ったら、エーリカさんが氣を練る。音が鳴ったと思ったら、あれは爆発的に氣が高まった音。
「これは凄い」
「だよね、綺麗な氣だよね。結衣さん」
エーリカさんの身体を包み込むオーラは、まるで天の月を焼け焦がすようだった。
「永遠に・・・・お眠りなさい」
エーリカさんのオーラが注がれている剣が、エーリカさんの声と共に瞬息の勢いで光の剣を化す。剣先が鬼の眉間に刺さったかと思うと、まるでチェーンソーのような音をたてて、ザリザリと鬼の額にめり込んでいく。悲鳴さえもちゃんと発せず、剣がめり込む度に、大きな鬼の身体が痙攣をおこす。
「サヨウナラ・・・・ふぅ」
何とかなりましたね、胸元で十字を切ると、地面に横たわった鬼の死骸を調べ始めました。
「ころさん、そっちはどうなりましたか?」
「大丈夫です!こちらも一段落しました!」
「久遠様、詩乃ちゃん他、皆無事です!」
「では、更に周囲を警戒して下さい。久遠様と詩乃さんの警護を継続して下さい」
「「はいっ!」」
『桜花、そっちはどうなった?』
「隊長、何とかなりました。大きな鬼が二体いましたが、一体は結衣がやって、もう一体はエーリカさんがやりました。やはり一個小隊みたいでした」
『こちらもほとんど殲滅した。小谷周辺の鬼はもういないだろう。トレミーからも反応無いと言ってるからな。では俺は一度そちらに戻る』
「了解しました隊長」
隊長の方も何とかなりましたか。一応隊長の護衛として何名か行かせましたけど、あとの数名はどこから来たのか足取りを追っているはずです。たぶん越前からだと思いますが、隊長の戻り次第ですかね。
「エーリカさん、何か分かりましたか?」
「そうですね。やはりこの鬼は朝倉家の足軽のようです。見てください」
エーリカさんの指差すのを見ると鬼から人間に戻った。数秒経ったら、鬼となった足軽の人間は砂となって消え去っていた。
「鬼は死ねば消え失せる、か。一体、何を暗示しているというのだろうな」
「ここはまだ危険です。お下がりください。隊長も戻ってきてませんから」
「だが貴様が守ってくるんだろう?」
「隊長のご命令なので」
「なら、安心だ。・・・・皆、大義であった」
といって市さんは眞琴様の所に向かった。で、十分後になったら、隊長が堀から登ってきた。護衛の者と一緒に。やはり隊長が睨んだ通り、この鬼は越前から来た鬼と判断した。
「久遠、俺達が調べた調査とエーリカが調べた物と一致する。やはり越前は鬼の手に落とされたんだ。それも
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