七章
果し合い
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錬と称して鬼退治をしているようだ。道理で並みの相手ではないな、こりゃ、だがこれはこれで燃えるな。と考えている間にラッシュしてくるが、拳でいなす。さてと、どうするか。隙がないか見ていると全くないな。だったら、天閃の能力で打ち込んだ後に首に手刀を入れるか。
「おらぁぁぁぁぁぁぁ!」
拳で向かっていって、市の拳と合せてが力ではこちらが上。なので少し後退した。その隙を狙って次々と連続パンチでやるが、防がれる。
「ちょわーーーーーっ!?」
防がれた後に蹴りを入れるが、横っ飛びに飛び退いた。
「ふむ。この攻撃でもダメか」
「へへー・・・・負けないもんねー!」
ではと一気に懐に飛び込んでパンチや蹴りを入れての連続ジャブ。時には、拳で防ぐが、波導波で吹っ飛ぶが見事に着地した。が、相手の息は乱れているし、闘気があまり感じない。フィニッシュと行こうか、連続突きでやっている時にはフェイントもかけてやる。
「くっ!おに、いちゃん、ちょっと、激し、すぎ!」
「余裕ぶってるのも今の内だぞ、おらぁ!」
「んもー!色仕掛けもダメなのー!?」
「こんなもんどこが色仕掛けだ!舐めるな!」
冷静沈着で、右、左、斜め右とパンチとキックでやっているが。そろそろ決めるか、こちらはまだ息は乱れてないぞ。
「はぁ、はぁ、はぁ、・・・・んもー、好き放題してくれちゃって〜・・・・」
「降参する?」
「降参何てしないもんねー!」
「素直じゃないのは姉譲りか」
「ぬかせ」
「織田の女は強気で一途で負けず嫌い何だよー」
「よく知っているよ」
さてと、フェイントをかけるか。
「これで最後だ!」
「それを待っていたよ!」
そう叫んだ市が、ダッと飛び退ったかと思うと、背面の壁に足をつけ、こちらに向けて跳躍したけど。
「ちょえーーーーーーーーーーーーい!」
甘いな!俺はそれさえも躱した後に、天閃ので市の後ろに行ってからドロップキックをした。気付かなかった市は、吹っ飛んだが受け身を取ったらしい。
「よっしゃ!どうだ!参ったか」
「うへぇー、負けちゃった。さすがお兄ちゃんだ」
「あの市をも負かすとはな、さすが壬月に勝ったという事だ」
俺はよしと言ってから、手甲から元の刀に戻した。
「残念だったな、市。鍛錬し直して来い。またいつでも再戦してやるから」
「うん!また鍛錬しなちゃな。今度はもっと強くなってから再戦してやるんだから!」
「あ、あの・・・・・」
庭に降りてきたエーリカ。何だ?もしかして俺とやるのか?と思ったら通信機から通信が入った。もうまもなく鬼が来る。全員を見ると小さく頷く桜花達。
「あの・・・・お二人の戦いを見ていて
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