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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
七章
方針×風呂
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は俺の予想を遥かに超えているような気がする」

「鬼の事か」

「まあな、俺のいた世界では伝説になっている。正直、俺が鬼退治をする何て思わなかった。今分かっているのは、鬼をこのままにしてはおけない事かな」

「それは我も同じだ。だからこそ、手を尽くそうと考えているのだが、正直迷っている」

「やり方をかな?」

「うむ。まずは一葉と合流する。その考えは間違っていないとは思うのだが、それが本当に正しい事なのか確信が持てんのだ」

「どちらかが正解では、動く前から分かっていたなら苦労はしないさ」

「我のやり方で本当に人を守る事ができるのか。もしかしたら、より良い考えがあるのではないかと迷っている」

今、俺達は織田家と浅井家、二つの勢力で足利将軍である一葉と合流し、その将軍の威光をもって、各勢力に話を聞く耳を持たせようとしている。エーリカが言うように、鬼の存在を明らかにし、各勢力に助力を求めるというやり方なら権力とかは関係ないだろう。それに俺の存在を知らしめていても変わるかどうか。説得に時間が掛かれば鬼の被害は広がる。一番の問題は、説得が失敗に終わる可能性だってある。

「まあ良くても悪くても、俺は久遠を支持するさ」

「そうか。まあその・・・・嬉しくはあるが」

とまあ、こんな感じで話してたら、市が風呂場に入ってきた。何でも布団の準備が出来たとかで。で、宴が始まるまで休んでいろと。その後、久遠は先に出たが、少し危なかったかもしれない。俺の性欲が、もう少し上がっていれば久遠を襲っていたかもな。煩悩退散と思いながら、シャンプーで頭を洗ってから体を洗った後もう一回入った。風呂から上がって、パジャマに着替えた俺は部屋に行ったら、布団が一つしかなかった。

「いくら恋人とはいえこれはどういえばいいのだ?」

「まあよかろう、恋人であるならいつか夫婦になって一緒に寝る事もあろう」

「まあ、そうだな。じゃあ一緒に寝るか」

といって俺と久遠は一緒に布団に入って寝た。風呂から上がり、仮眠から目覚めると久遠の姿はなかった。どうやら、先に起きたらしい。俺は量子変換機で、普段着に着替えた。今は少し寒いからな、下着はヒートテックのだし。ジーンズも、秋冬用のでヒートテックみたいなもん。上は三枚着てたけど、これでも丁度良いくらいだった。宴の準備が出来たと呼びに来た小姓について行くと、酒宴の準備が整っているという大広場に向かった。その途中には・・・・。

「月を見ている訳ではなさそうだな」

「ええ、知っていますか?月には二つの顔があるというのを」

「ああ、月は聖なるものと讃えられている一方で、月は邪悪なものに力を与えられると忌避されると言われている。今は満月だ、という事は月の魔力に煽られて、悪魔共の力が活性され
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