七章
鬼の情報×上洛について
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、と言うつもりは無い。何せ情報が少ないからな。だが・・・・」
「備えるために動く事は出来る、ですね」
「聡いな。さすが我が義妹である」
でもどうやって?と聞くと久遠は一言「天下布武」と言った。さすがに茨の道ではと眞琴も言ったが、果たしてこの世界ではどうなるなか。まあ流石に一人で背負う必要はないからな、二人で背負えば何とかなるのではと。
「俺も全力を持って久遠を支えたいと思う。だから、眞琴に市。二人の力を貸してほしい」
「分かりました。この浅井長政、全力をあげてお姉様に協力致しましょう」
「市も!市もお姉ちゃんに協力するよ!」
と言って協力するといってくれた。正史通りではなさそうなので、少しは安心したかな。眞琴は、今後はどのように動くと言ってきたので、我らは一度美濃に戻ってから、家中を調整して上洛をする予定。その時は眞琴達の協力も必要だと。
「承知しました。江北八千騎、その全てを織田木瓜の下に揃えてごらんにいれましょう」
「うむ。頼りにしているぞ、眞琴」
「はいっ!・・・・あ、ところでお姉様。小谷にはどれくらいご滞在の予定ですか?」
「五日ほど世話になろうと思うが・・・・構わんか?」
「それはもちろん。では僕はすぐにでも家中の調整に入ろうと思います。・・・・市、お姉様のお世話を」
「まっかせてー!まこっちゃんも評定、頑張ってね」
ふむ、眞琴が当主になってから三年か。随分と板についてきたといっていた。一時は、家臣共に右住左住していたというらしい。市曰く眞琴は頑張る子で、少しヘタレで可愛いところもあるとか。
「あ、お姉ちゃん達のお部屋の準備しなくちゃ。・・・・お姉ちゃん、その後でお兄ちゃんと遊んでいい?」
「どうだ一真?」
「構わないが、時間があればの話だな」
と言ってひよところを連れて行ってしまった。
「これで上洛する時の大きな壁は六角氏一枚かな?」
「大きな壁でいえばそうであろうな」
「詩乃、六角氏ってどんな勢力?」
「鎌倉より続く名門ですね。江南周辺の豪族達に大きな影響力を持っています。しかし当代・義治殿が、世に言う観音寺騒動というお家騒動を超こし、弱体化してしまったというのが現状でしょう。それに出来星である我ら織田家を蔑視していますし、舐めてかかってくるでしょうから、さして大きな壁にはならないと思います」
「上洛には問題ないけど、美濃の背中には武田がいるんだっけ?」
「はい。当主は確か武田晴信殿でしたね。家中の団結も強く、知将驍将が数多い、世間の雀は戦国最強と囀っておりますが」
「そのように強い勢力であるのならば、鬼を駆逐するために力を貸してもらってはどうでしょう?」
とは言ってきたエーリカだが、それは
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