六章 幕間劇
京の街の印象×銃での乱戦
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た俺は刀を持ち、最後にいたゴロツキの頭領に向けて一閃。峰打ちだけど。俺は、隊員達にご苦労さんと言ってから敬礼。そして隊員達はトレミーに戻した。ふう、いい仕事したぜ。鉄砲の音が聞こえたのか、大騒ぎを聞きつけた検非違使が来た時には、既にゴロツキ共は地に伏せていた。
「うぅ・・・・やるんじゃなかった・・・・」
「キリキリ歩け」
「一真、俺達とはこの事だったのだな」
「まあな。しかし、一葉には説教があるだろうな。なあ、幽」
「一真様に久遠殿。公方様がご迷惑をお掛け申した。それがしも度々注意してはおるのですが、まあ見ての通り聞くようなお方ではありませんので。それにしても一真様直属の鉄砲集団とやらは見たかったですな」
「まあな、あれでも殺してはいないから。それにその内また見れるさ」
「いい戦いを見せてもらった。大義」
「これからお二人は何処へ?」
「うむ。市でも見て回ろうと思っておる」
「左様ですか。では少しでも何かお買い物などして頂いて、京にお金を落としていって下さいませ」
「はあ、棟梁も棟梁だが仕える方も仕える方だなぁ」
「思った事を口に出てるぞ一真」
おっと口に出ていたか。まあ黒鮫野郎隊の鬱憤は晴れたと思うが、あとはそっちで晴らしてくれと思った。今度は鬼戦だといいのだがな、実弾有りで。その方が楽しめると思う。
「まだ二条館には白塗り共がおろう。余はあれの嫌味を聞く気などないぞ」
「公家の方々はもうお帰りになりました。それに、何とかは馬に蹴られて・・・・と申しますぞ?」
「主に蹴りを食らわせるような馬は、馬刺しにでもしてしまえばいいのだ」
「まったくもぅ・・・・。とにかく、帰りますよ」
「ふむ・・・・。ならば仕方がない」
と言って俺と久遠は市に向かった。一葉も戦いたかったようで、ご不満だったらしい。あまり人間とは戦いたくないんだよな、俺達は対鬼戦と対ドウター戦のためだからな。
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