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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
六章 幕間劇
京の街の印象×銃での乱戦
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があっても的確な指示を出来るようにするべきではないのか?」

「や・・・・妬いてなどおらぬ」

「とは言え、どうせお主の事だ。一真への手綱と轡は閨の中でしっかり施してあるのであろう?」

「な・・・・ななななな、何をっ!?」

「一葉、まだ久遠とは閨を共にしてないぞ」

「か、一真まで何を言う!」

俺は本当の事を言ったまでだ。それに今はまだだけど、いつかはやるだろうな。一葉や双葉も、いつ顔も知らない相手に、嫁がされるか分からない時代だそうだ。俺の事を良き男と言っていて、久遠が何を気に喰わないのか知らんが勿体ない話だと。

「どうだ一真。閨の中は久遠は愛らしいか?」

「まあな、あの顔を見るとなかなか良い物だったよ。だがこれは俺と久遠だけの秘密だ」

「ほほぅ・・・・」

「ちょ・・・・一真・・・・!貴様、いつ我の寝顔を見た!事と次第によっては貴様とて・・・・」

「久遠・・・・」

「・・・・あ」

あ、じゃねえよ。せっかくフォロー入れてやったのに台無しじゃねえか。

「やれやれ、どうやら本当らしいの一真。こやつが相手をしてくれんで持て余しておるなら、余が侍ってやっても構わんぞ?」

「きききき、貴様っ!?」

「せっかくの申し出だけど今は断っておくよ。俺には本妻がいるのでな」

「本妻と言うのは久遠か?」

「違うよ。俺の妻は別にいるから、久遠は愛妾、だから恋人。まあ行為自体は許してもらってるから構わないけどな」

俺の本妻は奏だけだ。形式上は妻と言う者が数十人いるもんなー。

「さてと。そろそろ行くぞ久遠」

「一葉。団子、馳走になった」

「気にするな。それはただの礼だ。二人とゆっくり話ができて、余も楽しかったぞ」

と俺は一葉に、礼を言って久遠の手を握り行こうとしたのだが、ここでトラブル発生。空気読まないゴロツキの馬鹿者らが仲間を連れて来た。

「いやしたぜ!お頭!」

「やっと見つけたぜ!テメェら!」

「・・・・・・・・・・・誰じゃ?」

「テメェェェェェェェェッ!」

一団の先頭にいるのは、先程いた奴らだった。そして今回は応援なのか、さっきより何倍ものメンツを連れてきている。

「一葉、さっき俺がブチのめした奴らだよ」

「・・・・・・ああ。一真、よくもまあ覚えておるの」

「一葉にとってはどうでもいいとは思うけどな」

「あのような連中、いちいち覚えてなどおるものか」

「ほらお頭!こんな事を言うんですぜこのアマ!」

「一葉、一真に頼らなくて良いのか?」

「おお、そうであった。・・・・お助け下さい、旦那様!」

「わたくしも恐ろしゅうございます!」

またこの流れかよ。しかも今度はこいつらの
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