六章 幕間劇
京の街の印象×銃での乱戦
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たぜ!」
「このアマァ!」
「で、一葉。今度は何したの?」
「おお、忘れておった。そういえば、こやつ等がいたのであったな」
また面倒事だけどまあいい・・・・。これも軍人のちょっとしたお掃除=お仕事だな。一応追われていた理由も聞いておこう。
「逃げてたならどうしてここに?」
「逃げてなどおらぬ。これも策よ」
「そうだな。こやつらに絡んだのはお主からだろう」
「・・・・別に余とて腕はあるが、お主がいたところだったのでな。策を変更したまでだ」
ちなみに俺の事は、様付ではなくお主か呼び捨てで呼んでもらっている。この前二条館に行った時には、様付で呼ぼうとしてたので俺が頼んだ。いくら神であったとしても今は人間の姿だからな。
「テメェら!俺らを無視してるんじゃねえよ!バカにしてんのか!」
「ふむ、そうじゃな。・・・・お、お助け下さい。旦那様!」
「な・・・・っ!?」
あー、これはあれだな。芝居を打って俺にやれとそう言いたいのかな。まあ俺の胸元には一葉の柔らかい身体がしがみ付いてきてるけど。
「わたくし、あそこの悪漢共に追いかけられて・・・・必死に逃げてきたのですが、恐くて・・・・うぅ・・・・」
俺は確認のために、一葉の顔を見たら泣いて見せかけて、こっちを見たと思ったらドヤ顔だった。これはやらないといけないなーと思った俺であった。
「お助け下さいませ!どうか、どうか・・・・!」
「久遠もやるなら、さっさと来い」
と小さな声でこいつらに聞こえないように言ったら。
「・・・・ふむ。そういう事か。ならば・・・・旦那様、わたくしも恐ろしゅうございます!」
小さい声で言った後に久遠も抱き着いてきた。まあ、男としては嬉しいけどね。
「京の街は恐ろしいと伺っておりましたが、あのような下賤な輩が抜き身を提げてうろついているなど・・・・よよよ・・・・」
泣き真似をしているが、俺には見破っているのでな。だがこういうのも悪くないけど、逆に燃えてくるぜ。あと久遠は楽しんでいるが、超可愛いのは俺の見間違いかな?
「ふむ。もう少し派手に取り乱した方が良いか?」
「そうじゃな。このような物は勢いが大切でな。見ておれ」
さて、次はどういう展開がくるのだろうか。
「あぁ、・・・・お助けくださいまし、旦那様・・・・!旦那様の腕前であれば、あの輩、十も数えぬ間に切り捨てられるとお聞きしました・・・・!」
事実だな、最も剣より銃の方が得意なんだけど。
「わたくしもそのようにお伺いしております・・・・。か弱いわたくし共に救いの手を・・・・お頼み申します!」
「ンだとぅ!ふざけてるのか!」
「構わねえ、やっちまえ!」
とか言ってるチン
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ