六章 幕間劇
京の街の印象×銃での乱戦
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ゃないのかな』
『さすが一真様。私達も一真様と町を歩きたかったな』
『仕方がないよ。一真様は久遠様の恋人だし、・・・・でも私達もいつかなれるといいよね。沙紀さんもそう言ってたし』
と聞いていたが、無害なのでこれ以上聞くのは野暮だと思った俺は盗聴器を回収した。
「で、久遠。どこか行きたいところでもあるのか?」
「いやないが、名高い京の街を見て回りたいと思っただけだ。初日は散々だったからな」
「まあそうだろうな。だけど、この街は何というか龍興がいた頃の井之口を思い出す。久遠はあの時の井之口を知らないんだったな」
「一真や草の報告は受けていたがな。・・・・ではこの巷にも」
「そうだな。足利将軍への怨嗟の声で渦巻いている。龍興だったらいいけど、一葉にはこの声には聞かせたくないな」
まあ、龍興をこの目で見た後にすぐに討ち取ってしまったけどな。そのお蔭で、俺の知行もアップした訳だからなのか。少しずつだが貯金という俺のへそくりがある事は秘密だ。あと一葉にも一度も会っていなかったら、この街を見た時の将軍の印象も違ったであろう。
「我もだ」
斎藤家は滅びの道に向かっていたが、一葉は間違った事はしていない。少しずつだが、足利幕府を建て直そうとしている。久遠を見たら自分の人生と重ねたそうだ。あと斎藤家に会ったとしても、滅びの道は止まらなかっただろうな。斎藤飛騨が例えだ。
「市まで行けば、少しは賑やかになるんじゃない?」
「ならばそこまで足を伸ばすか」
ならば、市に行って少しでも情報を集めないといけないな。例え聞きたくない情報であっても聞いておくべきだと。そんな話をしてながら歩いていると、京の街を小走りに駆けていく女性がいたが。
「あれ?」
「あれは・・・・」
どうやら久遠も気付いたようだ。その女性も気付いたのかこっちに来た。
「おお、そなた達か」
「一葉、公家が二条に来てると聞いたが何してるんだ?」
「あんな白塗り共の相手などしていられるか。どうせ上からの物言いで嫌味を言いに来ただけなのだ」
あー、久遠が帰ってきた時点でまさかとは思ったけど、一葉も逃げ出してきたのか。まあ気持ちは分からん訳ではない。
「そんな事よりお主らはどうした。二人仲良く、京の荒ら屋見物にでも繰り出すのか?」
「荒ら屋ねぇ」
「この町並みを見たであろう?寺領から上がりを巻き上げておる寺社連中ならともかく、他はこの有様よ」
「うむ。これ程までとは思わなかった」
「余の庭としては、腐っても京と言いたい所ではあるが、さすがにこれでは・・・・」
ん?気配を感じるな。複数がこちらに近づいてきている。もしかしてまたやったのか?一葉は。
「ア、アニキ!いやし
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