スーパーロボット大戦OG外伝
0544話
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知りたがっていた話をある程度は教えてやれるかもしれないな」
『っ!?』
俺のその言葉に、通信を聞いていた者の中でも数人が息を呑む音が聞こえてくる。
まぁ、恐らく念動力関係のいつもの3人なんだろうけどな。あるいはイルム辺りもか?
「……アクセル隊長。1つお聞きになってもよろしいでごわんすか」
その声と共に通信モニタに表示されたのはラミアの顔だった。バルトール事件の際にヘルゲートで負った傷も既に癒えたらしいが、それでもいつも通りのラミア語はそのままらしい。まぁ、これはもう1つのラミアの個性だしな。
「傷はもういいようだな。……お前にはもう隊長と呼ばれる覚えは無いんだが。まぁ、いいだろう。快気祝いだ。一応言ってみろ。それに答えるかどうかは分からんがな」
ラミアの口調が衝撃的だったのだろう。シャドウミラー側でラミアと面識の無い者は唖然としたり笑みを堪えていたりしており、レモンはどこか母性的な表情を浮かべながらラミアの顔を見ている。
「では、お言葉に甘えまして1つ尋ねさせて貰います。アクセル隊長が乗っているその機体は一体? シャドウミラーの象徴とも言える、グロウセイヴァーはどうしたんでごわすか?」
なるほど。まぁ、ニーズヘッグの開発が始まったのはSEED世界の後だ。知らなくても……いや、待て。トーチカ1での戦いでアルフィミィがこの機体に関しては目にしている筈だ。なのに何故知らない?
「……アルフィミィから聞いてないのか?」
「む? アルフィミィはちょっと出掛けたきり戻って来てないぞ」
「あの子、ああいう所があるから、お姉さんちょっと心配なのよねぇ」
思わず呟いた俺の言葉に、キョウスケとエクセレンがそう返してくる。
……なるほど。トーチカ1でイェッツトレジセイアを追っていったが、そのままキョウスケ達の元には戻らずに追跡を続けているのか。
「……アルフィミィと会ったのか?」
「ああ。それについても後で話そう。さて、この機体が何だったのかだったな。……お前の事だ。もう大体予想はついているんじゃないか? ヒリュウ改やハガネの者達も同様にな」
『……』
その言葉に通信が静まり返る。まぁ、無理もない。インスペクター事件で散々俺とグロウセイヴァーにしてやられたというのに、そこで新型機だからな。
「では、その機体はやはり……」
「ああ。想像通り。グロウセイヴァーに代わる俺の新型機。シャドウミラーが持てる全ての技術を注ぎ込んで作りあげた新しき象徴。俺の能力を限界以上まで引き出す為に作られた機体。『ニーズヘッグ』だ」
「……嘲笑する虐殺者か。確かにお前に相応しい機体名だな」
ポツリ、と通信で呟いたのはグルンガストに乗っているイルムだ。
「ちょっ、何だよその物騒な名前は!
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