スーパーロボット大戦OG外伝
0544話
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ていると宣伝するだけだ。……ようは世に蔓延るイスルギ重工の悪い評判をどうにかする為の慈善事業だな」
さすがにその言葉は予想外だったのか、言葉を詰まらせる2人。
「さて、話を戻してだ。そろそろ俺達の提案を聞いて貰っても構わないか?」
『あ、ああ』
『こちらも構いません』
テツヤとレフィーナの言葉に頷き、説明を続ける。
「まず、お前達がこの戦いで欲していた物は大体想像がついている。ソーディアンへと転移する為にソーディアンズ・ダガーを入手したかったのだろう?」
『そうなります。……残念ですが今回は入手出来ませんでしたが』
レフィーナが残念そうに呟くが、まさかこいつ等にしてみてもそれ程多く残っていないソーディアンズ・ダガーをフェルナンドが壊すとは思ってなかったのだろう。
「それに関してだが、こちらとしてはお前達に転移の手段を提供する用意がある」
『っ!?』
俺の言葉に息を呑む艦長2人。あるいは、この通信を聞いているヒリュウ改やハガネのパイロット全員がそうだったかもしれない。何しろ、転移装置というのは俺達シャドウミラーにとってそれだけ重要な代物だと思われているのだから。
……まぁ、量産型システムXNが存在するなんて普通は思わないか。
『それは、本当ですか?』
「ああ。こちらとしてもテロ同様の修羅の行動は厄介だしな。同時に、イスルギ重工としても自分達の施設を破壊されて困っているというのもある」
『……なるほど』
「さらに言えば、お前達があそこの」
そう言い、ニーズヘッグの指先を激しく近接戦闘を繰り広げているヤルダバオトとビレフォールの方へと向け。
「修羅を引き込んだのと同様、俺達も修羅に伝手を作る事には成功している。……それも上級の修羅にな」
『っ!?』
先程の、転移装置を提供するという時以上の驚愕を露わにする2人の艦長。
そしてついに我慢が出来なくなったのか、キョウスケが通信モニタへと顔を出す。
「アクセル・アルマー。今の話は本当か?」
「ああ。俺達は以前から奴等の目的を知っていた。お前達もあの修羅から話は聞いてる筈だな? 今の修羅は自分達の世界の崩壊から逃げてきた者達でしかない、流浪の民であると」
「それは俺達も聞いて知っている。だが、それを知った所でどうなる? まさかこの地球を征服して奴等に渡す……なんて真似は言わないだろうな?」
「……まぁ、以前のシャドウミラーならその選択もあり得たかもしれないが、今はちょっと違うな。それについてはこの戦いが終わった後で説明してやるよ」
『……分かった。そちらの要求を飲むかどうかは分からないが、この戦闘後に会談を行うという事でどうだろう?』
「ああ、それで問題は無い。もし手を組む事が出来たら……そうだな、お前達が
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