暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第297話】
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
がここにはIS関連のパーツなどがあるからだ。

 代表候補生達のパッケージも、ここか隣、または別の倉庫に搬入されている。


「ヒルト、もう大丈夫よぉ〜。 中の赤外線センサーも作動しないから大丈夫〜」

「了解。 ……っと」


 中に入るや、直ぐ様点灯する倉庫内。

 コンテナが積まれてる中、主を待つかの様に鎮座しているIS用強化外骨格【クサナギ】がそこにあった。

 福音戦で壊れた箇所の修復も終えてる様に見える。


「うふふ。 大会とかでは使えないけど、荷物の搬入何かでは役に立つわよぉ〜」

「……だな。 てか、本来機械やIS何かはそうじゃなきゃダメだし」


 元々は人形作業用ワークローダーだったのを、母さんが魔改造して強化外骨格へと生まれ変わったのだが……いつ見ても、前のワークローダーだった完成図と姿形が違いすぎる。

 ……と視線を少し移すと、その隣には――。


「……あれって、PPSのバックパック?」

「えぇ、フライヤーユニットよぉ。 ……互換性高いから、IS用パッケージとしても使えるわよぉ〜。 後は、外部コントロールユニットから操作も可能だから、緊急時には戦闘も行えるわぁ〜。 ……そんな事態が無ければ、一番なんだけどね……」


 表情が暗くなる母さんに、俺は――。


「だ、大丈夫だって。 そうそうそんな事態が起きてたまるかって、だから母さんは気にしない、な?」


 そう言ってニッと笑顔になると、母さんは――。


「……うふふ。 ありがとう〜。 ……お母さん、たまに悩んじゃうのよねぇ〜。 役に立つ筈の機械が逆に苦しめてる……なんて。 ……暗い話はここまでにしましょうかぁ……」


 そう言って軽くフライヤーユニットの翼に触れる母さん。

 ……その後ろには、同型のフライヤーユニットが二機並んでいた。

 ……?


「母さん? フライヤーユニットの後ろにあるのって……IS?」

「え? えぇ、そうよぉ? ……コアが無いから、起動出来ないけど名前はもう決まってあるわぁ……」


 母さんの歩く音が倉庫内に反響する――そして、そのISに触れながら――。


「この子の名は【イザナギ】よ。 ……晴れ舞台があるかはわからないけど……ね」

「……もしかして、母さんがコアを欲しがったのって――」

「……ううん。 この子を起動させるためじゃないわよぉ? 純粋にコアの構造を調べたくてね。 ……いつまでも、中身がブラックボックスの物を使うなんて、怖いじゃない?」


 ……それは確かにそうかも。

 ……コア数の少なさからか、分解をしようとする研究者は少ないとは聞くが……。

 数さえあれば皆の訓練も可能なの
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ