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グラールの神機使い
7-1

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 既に、五度に渡る感応現象。

 リュウジが置かれる状況の全貌は、次第に明らかとなっていた。

 グラール太陽系、そこに存在する、世界と世界を繋ぐ技術、亜空間。

 リュウジはその亜空間により、どういう訳かグラール太陽系に飛ばされてしまったのだ。

 未知の技術と人種、謎に包まれた世界。

 確かに、グラールの事を調べるのも、リュウジを助けるのも大切な事だ。

 だがそれ以前に、俺達はゴッドイーターだ。

 世界を、アラガミの驚異から救う義務がある。

 自分達の世界が薄汚れてきているのに、他の世界を気にする余裕はない。

 俺はゴッドイーターとして、

 ……第一部隊隊長として、

 世界を、仲間を守る義務があるのだ。

 だからこそ俺は……

 俺は……!
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