MR編
百三十二話 その名は絶剣
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に絶大な効果を発揮出来る。そのため、五連撃を超えるような所謂《必殺技級》のOSSの秘伝書は、高値で取引される事もあるほどだ。
ちなみに、現在広く知られている中で最も強力なOSSは、サラマンダー最強の男。ユージーン将軍が編み出した八連撃ソードスキル《ヴォルカニック・ブレイザー》だが、彼は金には困って居ない為、このスキルを未だ伝承させていないらしい。
ちなみに、このメンバーの中にもOSS持ちはいる。一応アスナとリーファは、アスナは五連撃、リーファは四連撃を習得しているし、キリトとも余り公には言わないが七連撃のOSSを開発している。それと、もう一人。リョウはアスナ自身聞いた事は無いし、リズなどが聞いてもはぐらかされるらしいのだが、恐らくは彼もOSSを開発しているだろうとアスナ含めメンバー全員が思っていた。
と、話を戻そう。
ともかく、そんな中で破格の十一連撃のOSSを持つ絶剣の登場だ。其れは挑戦者が絶えないのも無理は無い。
「成程……其れは確かに納得かも。ちなみに、サチは、って事は皆は見て無いの?デュエル中に出したりとか……」
「それがさ、サチが見たその初めての日に演舞で出した後は一度も実戦で使ってないらしいのよ……何て言うか、其処まであの子を追い詰めた相手が居ないみたいね」
「へぇ〜ぇ……種族とか、武器は?」
ふむん。と唸って言ったリズにアスナが聞くと、今度はリーファが問いの答えた。
「闇妖精です。武器は片手の直剣で、アスナさんの細剣と同じくらい細いんですよ。それで……もうとにかく、早いんです。通常攻撃がソードスキル並みのスピードで打ちこまれて来て……結構速いのには慣れてるつもりだったんですけど、目で動きが終え無かったんですよ。凄いショック」
「うーん、リーファちゃんでも見破れない早さかぁ……それ私がやって勝機あるのかなぁ……って、そう言えば……」
不意に、一人の少年の事を思い出して、アスナは揺り椅子を指差した。
「キリト君は?まだ闘ってないの?」
動きの速さ、と言うか剣士としての強さで言うなら、この中ではキリトが最も実力を持っているとアスナは思う。
何しろSAO、ALO通して、一対一の本気のデュエルでキリトを破ったのは、アスナの知る限りGMとしてのシステム的優遇措置を使用した聖騎士ヒースクリフだけだ。
この中で知っているのはリョウとサチだけだが、アスナも一度キリトと本気のデュエルをした事が有る。確かリョウと出会う数週間前だったか。フィールドボス攻略作戦を検討していた折、KoBをはじめとする攻略優先のギルドと、キリト達一部のソロプレイヤーの意見が反発し、妥協点を見出す事が出来ずに代表者のデュエルを行うと言う出来事が有ったのだ。
その場にはリョウもおり、キリトの軽い挑発も
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