第四話 〜時は流れ・・・〜
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迎えにきたんでな。そうそうに終わらせる!」
(それは権能を使うということ!?)
そう宣言してからは手にもっていた剣をすて腰に付けていた袋からなにかをとりだし
ー魔剣・・・鍛造!ー
その言葉とともに景色は代わり、荒野が広がった。神たる身体はその世界の鎖に捕まりもがいていた。それも時間はかからずに外れるであろう事は見て取れた。ジョンの目の前には球体の炎がでていた。
ーエリカ視点終了ー
「・・・水減し、小割、選別、積み重ね、鍛錬、折り返し、折り返し、折り返し、折り返し、折り返し、折り返し、心鉄成形、皮鉄成形、造り込み、素延べ、鋒造り、火造り、荒仕上げ、土置き、赤め、焼き入れ、鍛冶押し、下地研ぎ、備水砥、改正砥、中名倉砥、細名倉砥、内曇地砥、仕上げ研ぎ、砕き地艶、拭い、刃取り、磨き、帽子なるめ、柄・・・収め」
そこまでいうと炎から手をだした。その手には新しい剣が握られていた。その剣は神々しくも禍々しい相反する剣であった。ジョンはその剣で突きの構えをとっていた。そして
「・・・牙突・・・」
狙いは人間でいうところの心臓の位置。だけど、神はそれを回避するが、全てを回避しきれなかった。
『・・・むぅ・・・このような攻撃があるとわ・・・。』
神の右腕に突き刺したその先の手は動かなくなっていた。
「・・・心臓を貫こうとしてかわすし・・・刺さった腕ももぎ取れることもなくつながったままだし・・・ただ動かなくしただけって・・・どんだけ頑丈なんだ・・・」
詠牙は落ち込んでいた。しかし
『・・・身体がもたんな・・・神殺しよ!この決着いずれつけさせてもらう!我が名はメルカルト!汝の名は!』
「・・・ジョン・ドゥじゃ駄目だろうな・・・。詠牙・・・犬塚詠牙だ」
『その名しかと覚えた。我と相見えるまで負けるでないぞ・・・』
「・・・もう嫌だっての・・・」
詠牙はこのままにするのはダメだと思い、エリカのほうを向き
「・・・とまぁ・・・ジョン・ドゥという名前は偽名で本名は犬塚詠牙というが・・・この出来事・・・言わないでくれる?」
エリカはその言葉に
「何故でしょう?御身はカンピオーネで力づくでも言うことをきかせればいいのでは?」
「あ〜・・・そういうの好きじゃないんだよね・・・。それに俺って今まで神殺しって名乗ってないし。これから先バレナイってことはないだろうけど、まだ知られたくないんだよね。だから駄目?」
エリカは考えるようにして
「・・・わかりました。貴方様の言葉のとおりこの事はエリカ・ブランデッリの秘密にしておきます」
「あ〜・・・ありがと。そうだ、日本にくることがあれば、その時何かお礼をしよう
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