第四話 〜時は流れ・・・〜
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呼んだのはあの魔導書に神がなにかしらの行動をするかもしれない。そうおもって俺に渡そうとしていたと俺は思っていたが・・・。そのために俺をよんだんじゃなかったのか?」
そういうとルクレチアは
「・・・最初は届けてもらったらそのままあんたに渡そうと思っていたさ。・・・だけどね、何となく・・・あの子に渡していても大丈夫という思いが出たのさ」
何かを見るように答えると
「その根拠となるものはなんだ?たしかに護堂はいい奴だと思った。しかし!神を相手にさせるつもりは俺にはなかった!なぜ俺に後をおわせない!」
「・・・おわせないわけじゃないさ。そろそろ対峙してる頃だろうねぇ。行くなら今からでも大丈夫さ」
そこまで答えるとルクレチアは退き道を開けた。俺は急いで後をおうようにして家を出た。
「・・・なんとなく・・・本当なんとなくだけど、護堂は大丈夫・・・だから詠牙・・・迎えに行っておやり」
「・・・くそ!見失ってそこまで時間は経っていない!どこだ!」
このまま時間だけがすぎると最悪二人が死んでしまう。そう考え詠牙はいそいでいるが、
「気配が感じられない・・・どういう事だ・・・」
先ほどから気配を感じようとしているが、神の気配はあれど護堂達の気配が感じられない。間に合わなかったのか?そう考えていると
「!?」
いきなり黄金の柱が立ち上ったのを見た。そして感じられなかった二人の気配を感じ
「・・・おぃおぃ・・・まさかこれって・・・」
嫌な予感を胸にし、急いで向かうとそこには
「・・・再び相見えるまで誰にも負けるな・・・」
神だろう少年に言葉を投げかけられた護堂を見た。
「・・・神を・・・殺したのか・・・」
詠牙はそうつぶやくと、
『は〜っはっはっは!これはこれは・・・神を殺すか少年よ!』
そこにはまだ神が残っていた。その神を見ると
『さぁ神殺しよ!我との勝負をはじめようではないか!』
「お待ちください!貴方様と対決をするのはこの護堂という事になりますが、その護堂はもうボロボロです!このままでは御身が楽しめる勝負にはならないと考えます。ですので少しでもこの護堂を休ませてください!」
『女子よ・・・それはできん相談だ。それにその神殺しの目をみよ。今すぐにでも我を屠ろうとする目ではないか。それを待てという。おかしな事よのぅ』
女の子はたしか・・・エリカ・ブランデッリだったか。護堂に肩を貸している状態でそう神に向かい言っている。俺はそれをみて
「・・・これは俺が行ったほうがいいな・・・。ったく後輩ちゃんはなんて贅沢なんだ・・・」
さすがにまだ正体をばらしたくないから仮面をつける。そして
「・・・エリカ
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