暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
13弾 交錯する剣戟
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一般中
(
パンチュー
)
がなんだって言うんですか!そ、そんなことで相手の力量を判断するなんて、武偵の風上にも置けませんね!」
「ほほう。そこまで言うからには、俺が判断した以上の力量はあると見なしていいんだな」
今のセリフにはさすがにちょっとイラッときた。
「も、もちろんです!」
ミニアリアは少しだけ言いよどんだが、はっきりと言い切った。
「そうかそうか。なら、証明してみろよ」
「……はい?」
「今から俺と決闘しろ」
「え……ええええええええええええええええええ!!!!!!!!!?????????」
という訳で、決闘することになっちゃった。
ど、どどど、どうしよう。薬師丸ミズキにはああ言ったけど、実際あたしの実力はEランクなんだよ。仮にもAランク武偵のこいつに勝てるとは思えない。
……アリア先輩なら、こんな時なんて言うだろうな。
そんな益体も無いことを考える。
や、やっぱり決闘は取りやめにしてもらおうかな。き、きちんと謝ればなんとかなったり。アリア先輩だって、今のあたしを見たらきっとそう言うはず――――
『諦めるんじゃないわよ。最後まで諦めずに頑張れば、きっと道は開けるわ』
その時、アリア先輩の声が、聞こえた気がした。でも、アリア先輩はここにはいない。今のはあたしの幻聴。でも。
「そう、ですよね。諦めなければ、きっと道は開ける」
たとえ、さっきの声がただの幻聴でも。
「アリアの先輩の声が聞こえたから――――」
アリア先輩の声が聞こえたから、あたしは頑張れます。
「この決闘は『交錯する剣戟(クロス・エッジ)』で行う。異存は無いな?」
「……ありません」
いい眼だな。さっきまではあんなに慌ててたのに。
こりゃ、本気出してかないとやばいかもな。
「そうか。じゃ、一応ルールの復習だ。使用できる武器は刃物のみ。攻撃手段は刃物を用いた攻撃と徒手格闘だけで、銃の使用は不可。敗北条件は、気絶、降参の2つ。OKか?」
「はい。大丈夫です」
「それじゃ、始めるか。風魔、開始の合図を頼む」
「御意」
俺はバタフライ・ナイフを、ミニアリアはタクティカルナイフをお互いに構える。
「それでは御二方。いざ尋常に……始めっ!」
その言葉を合図に、俺とミニアリアは同時に駆け出した。
高校生2人のダッシュで2メートル近くあった距離はあっという間に縮まり、俺とミニアリアは切り結んだ。
が、しかし。さすがに単純な腕力は俺に分があったようで、すぐにミニアリアは押され始める。
「ぐっ……!」
ミニアリアはなんとかナイフの向きを変えて俺の攻撃を受
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